日本公認会計士協会(jicpa)は、東京の対面会場とオンライン配信にて、学校教育と会計リテラシーをテーマにした「第1回 jicpa会計教育シンポジウム」を7月16日に開催する。参加費は無料。
2021年4月に全面実施となった中学校学習指導要領解説(社会科)に続き、2022年4月より学年進行で実施となった高等学校学習指導要領解説(公民科)でも、「会計情報の活用」が取り上げられた。公認会計士法の改正に伴う「会計教育の普及・啓発」も法定され、会計知識に対する教育現場の関心も一層の高まりを見せている。会計に関する幅広い知識のなかでも、経済活動を客観的に数値で表す「会計リテラシー」を理解することは、ビジネスのみならず、人生・生活を設計するためにも必要なスキルとなっている。
本シンポジウムは、「生きる力に直結!会計リテラシーを学校教育に」をメインテーマに掲げ、新学習指導要領に携わる有識者や現職の中高教員が、今、中高教育に求められている会計リテラシーの重要なポイントについて解説する。
基調講演では、女性政策・教育分野のトップランナーである坂東眞理子氏が、ビジネス人材の養成と会計リテラシー教育の取り組みや展望について語る。また、特別講演では、文部科学省の磯山恭子氏が中学校・高等学校(社会科・公民科)における会計リテラシーの取り扱いについて解説するほか、「会計情報の活用」報告では、現職教員らが教材制作と授業実践例を紹介する。
本シンポジウムの参加対象は以下の通り。
- 中学校、高等学校の教員・学校教育関係者(特に中高社会科)
- 金融教育・消費者教育関係者
- 会計研究者
- 公認会計士
- 会計教育に関心のある人
開催日時は、7月16日 15時~18時(予定)。対面会場は都市センターホテル(東京都千代田区)で、対象者を絞り入場制限をしている(定員100名)。現地参加・オンライン参加ともに事前申し込みが必要で、締め切りは7月13日。
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