ユニファは、保育施設を利用する保護者2000名を対象に実施した、入園時に保育施設を選んだ際の視点、および現在の満足度に関するアンケート調査の結果を6月2日に発表した。同調査は、0~3歳の子どもを保育施設に預けている20~40代の保護者に対して、3月に行われている。
調査対象者に、保育施設を探す「保活」の際に、どのような情報を参考にしたかを尋ねたところ(複数回答)、「各保育園のホームページ」「自治体の保育課のホームページ」「実際の園見学」が上位を占めた。
「保活」の情報源として、どのような情報があればよいと思うかを尋ねた質問(複数回答)では、「居住地で検討可能な『認可と認可以外』の保育施設の一括検索」を挙げる回答がもっとも多く、以下「保護者の口コミ」「保育中の様子や出来事がよく見える写真や記事」が続いている。
預け先を決める際に重視する項目としては(複数回答)、距離や保育時間などのライフサイクルに関する項目が上位となり、「保育の様子や質(子どもへの接し方、注意の仕方、安全対策など)」は約23%に留まった。
希望する園に入園できたかを尋ねたところ、「第一希望のところに入園できた」と「第一希望ではないが希望していた中で入園できた」を合わせた割合は約90%に達している。
現在、子どもを預けている保育先で、保育ICTシステムを導入しているかを尋ねた質問では、「導入している」という回答は約32%に留まった。
保育先が保育ICTシステムを「導入している」と答えた人に、保育ICTシステムへの印象を尋ねたところ(複数回答)、「使いやすい・わかりやすい」が最多となり、以下「機能的・便利な・多機能な」「保護者のためになる(負担軽減に役立つ)」と、好意的な回答が続いている。
現在の園に対する満足度をみると、子どもがICT導入済みの園に通う保護者の方が、ICT未導入の園に通う子どもの保護者よりも約10%ほど高かった。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア