講義/研修などの収録・配信システムの開発・製造・販売などを手がけるフォトロンは、15教室で行われる講義の全自動収録と学習成果の可視化を目的として、ネットワーク収録システム「Spider Rec(スパイダーレック)」と、学習動画共有プラットフォーム「CLEVAS(クレヴァス)」を、創価大学に納入した。
創価大学は、2007年に学生・教職員の学内情報を統括した学習支援ポータルサイトを構築するなど、早くからICT教育の活用に力を入れている。映像コンテンツを活用した講義後の事後学習のフォローと教育の質向上を目的に、2013年にフォトロンの講義収録システム「Cbox」、動画コンテンツ管理配信システム「Power Contents Server」を活用していたが、収録した講義を個々の学生がどれだけ閲覧しているのか、その科目に対してどれぐらい時間をかけて努力しているのかを数値化して把握できるようにしたいと考え、システム全体のバージョンアップを検討していた。
そこで、学生の講義の習熟度アップに対する収録システムの貢献度の高さや、日々のフォローに対するフォトロンへの信頼、従前のシステムに比べて1教室あたりの導入コストが低いことなどから、「Spider Rec」と「CLEVAS」の導入を決定した。導入により、従来同様の機能に加えて収録講義を受講した学生一人ひとりのログイン情報や視聴履歴をよりきめ細やかに管理できるようになった。
「Spider Rec」は、ネットワークカメラの映像を一括で収録・管理/静止画撮影できるネットワークカメラ収録システム。最大4映像まで同期収録・再生が可能。配信システムとの組み合わせで、スムーズな動画配信ができる。一方「CLEVAS」は、動画へのコメント/評価の書き込みや共有・分析が可能な配信システム。マルチデバイス対応のオンデマンド/ライブ配信や自動収録配信、アクセス制御、視聴分析など、動画配信システムに欠かせない機能を搭載し、大学講義/教育実習/医療実習/研修セミナーなどにおける効果的な学習活動を支援している。
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