カタリバは、運営する文京区青少年プラザb-labが、東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 山内祐平研究室と連携して、中高生のための第3の居場所で新たな興味・関心を引き出す「まれびとプロジェクト」を、4月1日に開始した。実施期間は2023年3月31日まで。
文京区青少年プラザb-labは、カタリバが東京都文京区の教育委員会からの委託事業として、2015年4月から「いつでもなんでも挑戦できる中高生の秘密基地」をコンセプトに活動しているユースセンター。
文化・スポーツ・学びに関する多様なイベントを通じ、中高生が自身の可能性を発見する場として、専門的なスキルをもった地域の人によるレッスンやイベントの実施、自主企画型のマイプロジェクト(実践型探究学習)の取り入れなどによって、人と共同しながら自身のやりたいことにリーダーシップをもって取り組む力を育んできた。
今回、開始された「まれびとプロジェクト」では、山内研究室の研究者が、東京大学の若手研究者・大学院生とともに、専門分野を学んでおり新たな世界を見せてくれる「まれびと」としてb-labを訪問。「まれびと」自身の専門分野に基づいたプロジェクトや研究活動をb-lab内のスペースで遂行しつつ、その様子を開かれたものにすることで、中高生に専門的な活動を観察する機会や、ともに作業する機会を提供する。
中高生が放課後に安心して集まれる「新しい居場所」の提供を通じて、さまざまな方法で中高生の「やりたい」に伴走してきたb-labが、東京大学と連携してユースセンターとしてのさらなる価値向上に取り組み、そこから見えてきた結果を発信することによって、ユースセンターについての知見の体系化および展開を目指す。
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