富士ソフトは、学研塾ホールディングスおよび学研メソッドとの共同実証結果に基づいて開発した、バーチャル教育空間「FAMcampus(ファムキャンパス)」の提供を、4月1日に開始した。
「FAMcampus」では、生徒はバーチャル空間上に再現した教育空間にアバターとして通い、集合授業型や個別指導型といった指導形態に応じて用意されたフロアにログインし、教員や仲間の存在を感じつつ、日々の授業や自習といった学習活動に取り組む。
学習に励む仲間の存在から自身が刺激を受けることによって、学習意欲や競争心の向上につながるとともに、アバター同士をぶつけるだけで会話(ビデオ通話)ができるので、教員や仲間とスムーズにコミュニケーションが取れる。
対応OSはWindows 10で、価格(初期費用、ライセンス料、オプション)はオープン。
「FAMcampus」の開発にあたって行われた、学研塾ホールディングス、学研メソッドとの共同実証では、学研のグループ塾に通う1466名の生徒、保護者へのサービスデザインの手法を用いたユーザーリサーチを実施した。教員や仲間の存在を感じることが学習意欲の向上につながるといった、ユーザーリサーチの結果に基づき、オンライン学習環境に求められる必須要件を抽出し、開発に反映している。
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