CyberOwlは、同社が運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が、小学1年生～6年生の子どもを持つ保護者500名を対象に実施した、子どものオンライン授業に関するインターネット調査の結果を3月25日に発表した。同調査は、2月18日～3月15日の期間に行われている。
調査対象者のうち、子どものオンライン授業を見たことがある人に対して、どの程度オンライン授業に満足しているかを尋ねたところ、「満足」（15.8％）、「ある程度満足している」（56.8％）を合わせた割合が約7割を占めた。低学年（1、2年生）から中学年（3、4年生）、高学年（5、6年生）にかけて、「少し不満」「不満」の割合が少しずつ高くなっている。
子どものオンライン授業を見る頻度を尋ねた質問では、「ときどき見ている」（31％）がもっとも多かった。学年別では、低学年では「毎回見ている」が19.5％、「ほぼ見ている」が14.6％と、約3人に1人の保護者が子どものオンライン授業を頻繁に見ており、学年が上がるごとに頻繁に見ている人が少なくなる。
子どものオンライン授業に対する不安・気になるところとしては、「授業に集中しているかどうか」（31.3％）が最多となり、「パソコンやタブレットが使えているか」（20.1％）がそれに続いた。低学年では、パソコンやタブレット端末の使い方がわからず「使い方について何度も呼ばれた」「授業でもう少しパソコンの使い方やインターネットとの繋ぎ方を教えてから持ち帰ってきてほしい」といった回答も寄せられている。
自身の子どもがオンライン授業に集中しているかを尋ねたところ、「とてもよく集中している」（16.4％）、「集中している」（61.0％）を合わせた割合が7割超に達した。また、「あまり集中していない」「集中していない」と答えた保護者からは、オンライン授業中の子どもの様子について「ぼーっとしていた」「オンライン上で、子ども同士で変な顔をしたりして遊んでいた」「画面に映らないところで漫画を読んでいた」「zoomのバーチャル背景を変えたり、顔をデコったりして遊んでいた」といった回答も寄せられている。
オンライン授業で困っていることがあるかを尋ねた質問では、6割超が何らかの困りごとを抱えており、具体的には「下の子が産まれたばかりだったので、泣き声が大きくならないよう、気をつかっていた」「仕事を休んでオンライン授業ができるか確認する必要があった」「急に学校閉鎖になったが、子ども1人だけ家にいさせる訳はにいかず、妻と交互に休みをとりました」といった回答が寄せられた。
今後も、オンライン授業を望むかを尋ねたところ、「望む」（11.6％）、「どちらかと言えば望む」（47.6％）を合わせた割合が59.2％に達しており、学年が上がるにつれて望む割合が低くなり、高学年ではオンライン授業を望む回答と望まない回答の差が5.4％で、ほぼ半々となっている。
そのほか、オンライン授業のよい点としては「自宅で時間を持て余すことがない」「勉強の遅れがない」「デジタル機器に強くなる」、オンライン授業の改善点としては「授業以外のことに目が行きやすい」「授業を理解しているかどうかわからない」「体を動かす機会が少ない」が、それぞれ上位を占めた。
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