学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「就職活動への自信」をテーマにした調査の結果を2月24日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」を来訪したインターンシップへの参加経験者に対して、2月3日~15日の期間に行われ、557名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動に不安はあるかを尋ねたところ、「とても不安がある」という回答が7割超に達し、「やや不安がある」を合わせると95.1%を占めた。学生からは、「正解がないので、エントリーシートや面接でどのように評価されるかがわからない」「家にいる時間が長いので、モチベーションを維持しにくい」「友だちと情報交換をする機会がないので、自身の就活準備の進捗度がわからない。周囲と比べて自己分析や業界研究を深められているのか不安」「サークルやアルバイトを思うようにできていないので、ガクチカで何を話せばいいかわからない」といった意見が寄せられている。
就職活動で不安を抱いている点としては(複数回答)、「志望する企業の内定を獲得できるか」(70.4%)がもっとも多く、「1社以上内定を獲得できるか」(66.6%)、「リアル面接で、熱意や自分の考えを伝えることができるか」(55.1%)がそれに続いた。ほかにも、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で何を話すか」が52.3%を占めている。
内定(内々定)の獲得に自信があるかを尋ねた質問では、「とても自信がある」「やや自信がある」を合わせた割合が8.4%だった一方、「自信がない」(36.6%)と「あまり自信がない」(36.8%)を合わせた割合は7割超に達した。学生からは、「まだ、自分がやりたいことがわからず、志望する企業を絞り込めていない」「自己PRや志望動機が固まっていないので、面接で何を話せば良いかわからない」といった意見のほか、「絶対に行きたい業界があるので、希望する業界に入れるかが不安」「面接を数社受けているが、まだ面接での受け答えに慣れていない」といった意見も寄せられている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア