LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、2022年度の新成人になる男女を対象に実施した、成人式への参加意向や、将来なりたい職業などに関する調査の結果を、1月7日に発表した。同調査は、1月4日～5日の期間に行われ、1万744名から有効回答を得ている。
調査対象者に、2022年の成人の日にどう過ごすかを尋ねたところ、成人式への参加予定は前年調査から10ポイント以上の増加となる55％だった。そのうち、実際に集まる形での式典への参加（52％）が最多で、前年調査よりも大幅に増加している。
将来、結婚したいと思うか、子どもがほしいと思うかを尋ねた質問では、「結婚したいと思う」は67％、「子どもがほしいと思う」は63％だった。どちらも一昨年から減少が続いており、今回の調査でも減少傾向がみられる。また、2020年から「結婚したいと思わない」や「子どもがほしいと思わない」が微増しており、「答えたくない／わからない」も増加傾向にある。
将来どのような職業につきたいかを尋ねたところ、「公務員」が男性で1位、女性で2位と上位にランクインした。男女別では、男性は「ITエンジニア／プログラマー」が2位、「ものづくりエンジニア」が4位、「クリエイター」が7位、「建築の仕事」が10位にランクインしている。女性は「看護師」が1位で、「教師／教員」が4位、「保育士／幼稚園の先生」が5位、「栄養士・管理栄養士」が7位にランクインした。なお、「まだ決まっていない」という回答も、男女とも2割弱を占めている。
将来働く会社や企業を選ぶ際の重視点を、5つまで選んでもらったところ、「人間関係／職場の雰囲気がいい」（43％）がもっとも多く、「給料／ボーナスなどの待遇がいい」（40％）がそれに続いた。男女別では、女性は「人間関係／職場の雰囲気がいい」が51.2％に達しており、「福利厚生／社員へのサポート体制が充実している」を挙げる回答が男性より多い。男性は「給料／ボーナスなどの待遇がいい」がもっとも多く、「人間関係／職場の雰囲気がいい」がそれに続いた。また「将来性がある／注目の業界の企業」「企業の業績」「有名企業である」といった回答が女性よりもやや多い傾向がみられる。
これからの日本の社会について、どのように感じているかを尋ねた質問では、「明るいと思う」「やや明るいと思う」を合わせた割合が20％、「明るくないと思う」「あまり明るくないと思う」を合わせた割合が37％と、前年に引き続き「明るくない」と感じている人の方が多かった。「どちらともいえない」も4割弱を占めている。一方で、「明るいと思う」「やや明るいと思う」を合わせた割合は、前年よりも大きく増加した。
将来の悩みや心配ごと、困りごとについて尋ねたところ（複数回答）、男女とも「将来のこと」が4～5割程度で最多となっている。2位以降についても、「勉強」「就職」「恋愛」が男女とも上位にランクインした。
そのほか、成人になるにあたっての抱負や目標を尋ねたところ、「自立をする」「責任感を持つ」といった意気込みを感じるコメントが多く寄せられている。
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