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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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お父さんが教えるプログラミング~5歳からのプログラミング教育体験記~

「子どもの好奇心」で無限に広がるプログラミング――次に何をしたいか考えてみよう

お父さんが教えるプログラミング~5歳からのプログラミング教育体験記~ 最終回


 今回で9回目となりました「お父さんが教えるプログラミング~5歳からのプログラミング教育体験記~」ですが、いよいよ最終回です。自身の子どもにプログラミングを教える試行錯誤の過程をリアルタイムでお届けしてきました。連載している途中で息子の誕生日を迎え、春から進学する小学校も決まりランドセルも届きました。そして、EdTechZineを運営する翔泳社主催のイベント「Developers Summit 2018」での招待講演も決まりました。最後に、これまでの実践を踏まえた次のステップと、ステップアップに役立つ情報をご紹介します。

次に何をしたいか考えてみよう

 この連載を通じて私自身がプログラミングと向き合い、息子に対して効果的にプログラミングを教えるためにはどうすればいいのか考えることで、自分自身も成長させてもらったと感じています。

 うちの息子は、身の回りのものはだいたい自分で作れると思ってくれたようで、いろいろと相談してくれるようになり親子の会話も増えました。

 息子から「IchigoJamとセンサーでサンタ発見機を作りたい」と相談受けた時には少し困りましたが、幸いにもクリスマスイブの夜だったので秋葉原まで買いに行かされずに済みました。きっと来年は赤外線センサーとスピーカーをねだることでしょう。サンタが捕獲される日も近いかも…。

IchigoJamでもっと遊ぼう! おすすめの情報源

 本連載でIchigoJamできることをいろいろと取り上げてきましたが、ほんの一部しか紹介できていません。今回は、算数も少ししか分からない5歳の息子に教える、というシチュエーションだったので難しい数式は使えませんでした。また、FORループやサブルーチンなども使っていません。そこで、IchigoJamのプログラミングに興味を持ってくれた、少し複雑な論理も分かる小中学生ぐらいのお子さん向けに、おすすめのサイトをいくつかご紹介します。

 IchigoJamを作られた福野泰介さんのブログ「福野泰介の一日一創」に、IchigoJamで始めるプログラミングの連載「プログラミングってなに? / はじめてのプログラミング、小3からはじめるプログラミング」があります。福井県鯖江市の広報誌にも掲載されていたようです。挿絵も可愛くて子どもウケが良さそうです。

 有志のふうせんさんが運営されているサイト「イチゴジャム レシピ」も、IchigoJamの情報がまとまっていておすすめです。拡張ボードの使い方も解説されていて参考になります。

 第2回でも紹介したIchigoJamの販売を行っているPCN(プログラミング クラブ ネットワーク)の公式サイトは定期的に確認すると良いでしょう。PCNが主催するプログラミングコンテスト「PCNこどもプロコン」の情報も、ここで告知されます。また、PCNではプログラミング教室や親子向けプログラミング講座、先生向けプログラミング講座なども行われているようです。住んでいる地域の近くのPCNを探す際には、こちらを参照してください。

 今回の連載では詳しく取り上げませんでしたが、IchigoJamは電子工作にも利用できます。センサーを取り付けたり、ボタンを追加したりすると工作の幅も広がります。Wi-Fiで通信ができるボード「MixJuice」と組み合わせるとネットワーク越しで他のコンピューターとデータのやり取りを行うこともできます。また、モーターの制御を行う「MapleSyrup」と組み合わせるとロボットの制御も行えます。温度センサーなども組み込まれている学校向け電子工作キット「tempeX」を使うと、温度に応じて回る扇風機を作ることもできます。

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次はロボット? 6歳になった息子の好奇心

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この記事の著者

平 初(タイラ ハジメ)

 プログラミングをはじめたのは中学生の頃、高校生の頃にインターネットと出会い、インターネットが世界を変えると確信してIT業界で働く事を決めた。  国内企業のシステムエンジニア、外資系コンピューターメーカーを経て、レッドハット株式会社にてシニアソリューションアーキテクトとして活躍中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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