筑波大学法科大学院は、ゾーホージャパンが提供する、企業の業務効率化、コスト削減を支援するクラウド型顧客管理・案件管理サービス「Zoho CRM」を導入している。
筑波大学法科大学院では、法曹資格合格者の増加を目指し、個々の学生に合わせた細やかなフォローを目指しているが、夜間および土曜日開講のため教員同士のコミュニケーションが取りにくく、教員間での学生の評価不一致があっても問題の所在がつかめないなど、学生に関する情報の共有について問題を抱えていた。
そこで、「学生を軸にした情報の一元管理」を目標に顧客管理システム(CRM)の導入を決定し、堅牢なセキュリティ、厳しい予算条件をクリアできる価格、教員が全学生の情報を引き出せる一元管理機能という条件から、「Zoho CRM」を2016年8月より採用している。
「Zoho CRM」の導入によって、教員はアップロードされた学生のプロファイルや、他の教員によって書き込まれた情報を元に、個々の学生に合った指導が可能になった。今後は、合格者のデータを蓄積し、成功パターンなどの分析にも活用していく。
筑波大学法科大学院は、筑波大学の社会人法学教育の豊富な経験と実績を活かし、キャリア転換を目指す社会人のための夜間開講の法科大学院として2005年に開設された。2016年度時点で、非常勤講師も含め教員14名、学生126名が在籍している。
「Zoho CRM」は、初期費用は不要でユーザー登録のみで利用可能な、クラウド型顧客管理・案件管理サービス。最安のプランなら月額換算にして1440円で、標準的なSFA(営業支援システム)・CRM機能を利用できる。また、10ユーザーまで利用可能な無料版も用意している。
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