チエルは、無線通信可視化・安定化システム「Tbridge(ティーブリッジ) Ver.6」を、11月にリリースする。
「Tbridge」は、学校現場の無線LANにおける、遅い、よく切れる、つながらないといった問題を可視化し、無線インフラの拡張やアップグレードなしで、安定した無線LAN環境を実現できる。
今回、リリースされた「Tbridge Ver.6」では、新たに通信経路の自動判別機能を搭載し、これまでは必須であった最適化対象セグメント指定が不要となった。また、1秒あたりのコネクション処理件数が増えて転送能力が向上したことで、従来よりも多くの通信量のカバーが可能。小中学校ではGIGAスクール構想後の新しい接続環境として期待されるローカルブレイクアウト構成や、新SINETへの接続にも対応する。さらに、高校、大学、民間企業における複雑なネットワーク構成でも柔軟かつ簡単に設置できる。
ほかにも、新バージョンではよりシンプルな表示とすることで、見やすさを改善するとともに、SNMP(Simple Network Management Protocol)への対応によってダッシュボードで表示している情報をWeb管理画面にアクセスすることなく参照可能になったほか、時刻の自動同期(NTP:Network Time Protocol)にも対応した。さらに、パケットのキャプチャ結果を、Web管理画面から取得できるようになっている。
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