やる気スイッチグループは、未就学児~高校3年生までの児童・生徒と、その保護者を対象に実施した、読書に関する親子アンケート調査の結果を11月8日に発表した。同調査は、8月28日~29日の期間に行われ、355件の回答を得ている。
調査結果によれば、子どもの49.0%は週に1回以上の読書習慣があり、23.1%は毎日読書をしていること、本を1冊も読まない不読率は20.7%であることが明らかになった。
年齢別では、毎日読書しているのは未就学児(58.5%)と小学1年生(51.9%)がもっとも多く、不読率はそれぞれ1.9%、3.7%ときわめて低い。一方で、小学3年生になると毎日の読書は5.3%と大幅に減少し、週1回以上の読書は36.9%、不読率は26.3%と大幅に増加している。
小学4年生から読書頻度が再び上がり、小学4年生~6年生では50.6%が週1回以上読書をしており、高校2年生で読書の頻度が急激に上がる(週1回以上の読書は66.6%)。ただし、高校生は週末の読書をまったく行っていないという結果となった。
子どもに、これまでに読んで“やる気”が入った本を尋ねたところ、小学生では『鬼滅の刃』や『ドラゴン桜』といった漫画・コミック(33.0%)や、テレビ・アニメ関連本(21.6%)、小説などの読み物(17.0%)、「昆虫図鑑」や「ことば大百科」などの図鑑・学習系の実用書(9.1%)となっている。
保護者に読書習慣を尋ねた質問では、週1回以上読書をしている保護者は31.5%で、子ども(49.0%)よりも17.5ポイント低い。また、子どもへの声がけについて尋ねたところ、子どもに「勉強しなさい」と常に言う保護者ほど週1回以上読書をしている割合が低く、同時に普段読書をしていない割合も高いことがわかった。
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