慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンターは、全国の大学生に向けた産学連携のデータサイエンス基礎講座を、オンラインにて無償提供する。参加募集期間は10月11日~31日。
データサイエンス基礎講座は、社会で活躍できるデジタル人材を育成しつつ、その学習履歴をプラットフォーム「STAR」に連携することで、自身が学んだ証を残せるほか、成績データなどの情報を企業に開示することで、より精度の高いマッチングに役立てられる。
期間は3.5か月間で、初学者でも体系的にかつ実践的にデータサイエンスの基礎を学べるよう、LMSを活用して構成されたオンライン講座を、1フェーズ3週間のフェーズを全5回で受講する。
各フェーズでは、統計検定2級程度の知識の習得と、Python基礎を学ぶだけでなく、サポーター企業のビジネス実データを扱って、個人・グループワークを通して課題解決を行う。
講座を修了すると、学びの段階に応じてFinTEKセンターから、修了証明書がブロックチェーン上に発行される。
さらに、「STAR」を用いた成績データの連携によって、住友生命保険は成績優秀者に特別な選考ステップの提供を予定しており、三井住友信託銀行は特別セミナーに招待するほか、みずほリサーチ&テクノロジーズは座談会イベント参加枠を提供する。
その他のサポート企業も、受講者限定イベントとして、サポーター企業の現役データサイエンティストによる講座や、特別セミナー、現役社員とのトークセッションなどを予定している。
応募資格は、10月1日時点で国内の大学に在籍し、日本語での修学が可能な学生。学年・学部・性別・国籍は問わず、11月6日~2022年2月19日の期間に行われる、オリエンテーションやオンライン集合研修に、原則として欠席なく参加でき、週5日相当の自己学習時間の捻出が必要となる。募集人数は最大3000名。
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