マテル・インターナショナルは、0~9歳の子どもを持つ保護者500名を対象に実施した、「子どもの五感」に関する意識調査の結果を9月28日に発表した。同調査は、9月に行われている。
事前調査として、20~60代の男女1500名に、日常的に五感を意識して使っているかを尋ねたところ、65.1%が「いいえ」と回答した。一方で、五感を意識することは大切だと思うかを尋ねた質問では、89.6%が「はい」と答えている。
五感を刺激するために行っていることとしては(複数回答)、「自然に触れる」(56.0%)がもっとも多く、「おいしいものを食べる」(46.0%)がそれに続いた。
調査対象者に、子どもの五感を刺激することは大切だと思うかを尋ねたところ、95.8%が「はい」と回答している。
五感を育てるのにもっとも重要だと思う年齢を尋ねた質問では、「2~3才(幼児)」(53.4%)が最多だった。しかしながら、一般的には五感を育てるのに「0~1才(乳幼児)」が重要とも言われており、正しい認識があまり広まっていないことがうかがえる。
子どもに五感を刺激する経験をしてほしいかを尋ねたところ、94.6%が「はい」と回答した。
五感のうち刺激することが重要だと思うものは(複数回答)、「触覚」(77.8%)がもっとも多く、以下「視覚」(75.4%)、「聴覚」(68.6%)が続いている。
五感を刺激する遊び方や方法を知っているかを尋ねた質問では、78.6%が「いいえ」と回答した。
五感を刺激する子育てを行っているかを尋ねたところ、「いいえ」が68.6%に達している。
子どもの五感を刺激すると思う行動としては(複数回答)、「おもちゃで遊ぶ」(68.6%)、「自然のある場所へでかける」(66.6%)が上位を占めており、とりわけ0~2歳の子どもを持つ保護者では、どの年齢でも「おもちゃで遊ぶ」が1位となった。
新型コロナ禍の子育てで、子どもの五感を刺激する経験をさせることは難しくなったかを尋ねた質問では、81.8%が「はい」と答えている。
新型コロナ禍での子育てにおいて、子どもの五感を刺激する経験をさせることが難しくなった理由としては、「外出機会が減ったため」を挙げる回答が最多となった。
家の中で五感を刺激しながら遊べる方法があれば、知りたいと思うかを尋ねたところ、87.2%が「はい」と答えており、0~3歳の子どもを持つ保護者では「はい」が92.0%に達している。
家の中で五感を刺激しながら遊べる方法があれば、取り入れたいと思うかを尋ねた質問では、「はい」という回答が89.6%となり、0~3歳の子どもを持つ保護者では95%に達した。
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