マイナビは、全国3440社の企業を対象に、2021年6月時点での2022年卒の採用活動および2023年卒の採用計画について調査した「2022年卒企業採用活動調査」の結果を、8月17日に発表した。同調査は、マイナビが運営する新卒採用人事担当者のための採用支援サイト「マイナビ新卒採用サポネット」会員に対して、6月4日~21日の期間に行われている。
調査対象者に、2022年卒の採用予定数を前年(2021年卒)の入社実績数と比較して尋ねたところ、「前年並み」(64.5%)がもっとも多く、「増やした」という回答は21.7%だった。
6月時点の採用充足率(採用予定数に対して現在採用が確定している割合)を尋ねた質問では、「0割(採用が確定している人はいない)」が前年比10.6ポイント減の26.0%となっている。
新型コロナ禍以前と比較して、応募者の居住地に変化があったかを尋ねたところ、「他エリア在住の応募者が増えた」という回答は37.7%だった。
2023卒のインターンシップについて、実施形式別で内容について尋ねた質問では、「会社見学・工場見学・職場見学」を対面で実施する企業は前年比43.1ポイント増の67.7%、Webで実施する企業は前年比16.2ポイント増の27.8%、「実際の現場での仕事体験」を対面で実施する企業は前年比21.9ポイント増の46.2%、Webで実施する企業は前年比3.9ポイント増の6.9%と、いずれも増加している。
「若手社員との交流会」「人事や社員の講義・レクチャー」「グループワーク」は、2022年卒に引き続いて対面・Webともに高い割合を維持する一方で、対面・Webそれぞれで「この形式では実施しない」は3.1%、Webでは9.1%に留まった。
22年卒採用実施企業に対して23年卒計画を尋ねたところ、継続して実施するという回答は85.7%で、上場企業では94.4%に達している。
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