ナガセは、2021年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して実施したアンケートのうち、学習計画の達成状況と達成するためのポイントに関する調査結果を8月12日に発表した。
調査対象者に、どのように計画を立てて勉強しているかを尋ねたところ、約7割が学習にあたって計画を立てており、学年が上がるにつれて学習計画を立てる高校生が増えていくことが明らかになっている。
「計画を立てるが学習量を達成できない」高校生と、「計画を立てて学習量を達成できる」高校生を取り出し、立てた学習計画を達成できるかどうかをみると、計画を達成できるのは高校生全体では22.6%、3年生では23.8%に留まった。
学習計画を立てる際に困ることを尋ねた質問では、いずれの学年でも「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」が最多で、「目標はあるが、具体的に何をすべきかわからない」がそれに続いている。1年生・2年生では「部活や課外活動との両立が難しく、時間が確保できない」という回答も多い。
「どのように計画を立てて勉強しているか」と「学習計画を立てる際に困ること」の関係をみると、「計画を立てて学習量を達成できる」高校生は、「計画を立てるが学習量を達成できない」高校生と比較して、計画を立てる段階で「モチベーションを保つ自信がない」という悩みが少ない傾向にある。
一方で、「部活や課外授業との両立が難しく、時間が確保できない」という悩みは、「計画を立てて学習量を達成できる」高校生の方が多い。
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