ミクシィは、渋谷区教育委員会や渋谷区中学校の技術科担当教員らとともに検討・開発を進めてきた、拡充された中学技術科の学習要領に沿うプログラミング授業のカリキュラムおよび専用ソフトを用いた授業を、9月以降に渋谷区立のすべての中学校(8校)における、技術科にて実施する。
同社は、東急や渋谷に本社を構えるサイバーエージェント、DeNA、GMOインターネット、および渋谷区教育委員会と締結している「プログラミング教育事業に関する協定」の一環として、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」に参画している。
同プロジェクトでは同社が唯一、中学校を対象にした支援を行っており、2020年度には渋谷区立鉢山中学校の全学年で、必修授業としてプログラミングを用いた授業を4回実施するとともに、鉢山中学校以外の渋谷区立中学校全7校の希望者に対して、放課後にプログラミング講座を1回ずつ開催した。
今回、ミクシィが開発したカリキュラム「ミクシィ中学Pythonプログラミング課題解決実践」では、エンジニアが実際の業務で使用することが多く、中学生のテキストプログラミング学習にも広く活用されているPythonを使ったソフトウェアを用いて、プログラミング学習を展開する。生徒の理解度に合わせて、付属学習コンテンツの「コードドリル」などを使った技能習得や、「課題解決パズル」による応用力の習得、「開発モード」を使った作品作りなどを実践可能で、技術科目の評価対象として活用できる。
まずは9月に、渋谷区における理数教育重点校に指定されている鉢山中学校の2年生を対象に、全4回の授業を実施し、その後は同区内の全中学校にて、年内の授業実施を予定している。
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