クラスジャパン学園とスカラパートナーズは、自宅学習を選択している児童・生徒および保護者向けに、訪問地での体験、地域との交流、学習コンテンツ、ワーケーション環境などをパッケージ化した新サービス「旅するキャンパス」の提供を、7月30日に開始した。対象は小中学生とその保護者。
「旅するキャンパス」では、子どもたちが実際に地域を旅することで、その地域の伝統技能や地域文化、初めて出会う人との交流を通じて社会的スキルを身につけ、学校や教科書だけでは知ることができない、日本に眠る数々の伝統文化をリアルに学べる。親子での参加も可能なので、ともに体験し学ぶことで、子どもの成長を間近で感じられる。
また、キャンパスを開催する地域側にとっても、子どもたちの多角的な学びの支援だけではなく、伝統産業の認知拡大や、交流促進による関係人口の増加といった、各地域の持つ課題解決の一歩としての役割が期待されている。
「旅するキャンパス」と提携するワーケーション施設に宿泊し、子どもたちは十分な時間を使って地域体験に没頭するとともに、オンライン学習を通じて普段の教科学習も行う。一方、大人はワーケーション施設を活かしてリモートワークをするなど日常のリズムを崩すことなく、子どもとの大切な時間を過ごせる。
第1弾は、石川県金沢市キャンパスにて9月15日~18日の3泊4日で行われ、九谷焼の絵付体験(陶芸家による指導)、加賀友禅工房での彩色体験(職人が制作した生地への彩色指導)、現地交流会(参加者同士、地域とのコミュニケーション)、ICT利用による活動記録、成果物の発表を予定している。
第2弾は埼玉県秩父エリアでの小太鼓の練習など伝統のお祭り体験、第3弾は静岡県沼津市・富士市での駿河湾の海産物など地域の特産品を使った食育体験やJ3サッカークラブであるアスルクラロ沼津との連携などを予定する。
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