セガは、アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」のソースコードを活用した学習教材「ぷよぷよプログラミング」を使って、同社が開発した小学生向けの教育カリキュラムによる授業を、青山学院初等部にて5月14日~6月25日の期間、6回にわたって実施した。
同カリキュラムは、図形やブロックなどを操作して意図した処理を組んでいくビジュアルプログラミングの次のステップとして、実際のゲーム開発で使われているWeb標準言語であるHTML5やJavaScriptで「ぷよぷよ」のソースコードを書き写す作業(写経)や、カスタマイズを通じて、プログラミングへの理解を深めることを目的としている。
講師には、「ぷよぷよ」シリーズのジャパン・e スポーツ・プロライセンスを持ち、システムエンジニアの経験もあるぴぽにあ選手を招いた。初回から2回に渡っての授業では、テキストに沿って「ぷよぷよ」の教材向けソースコードを入力することで、「ぷよ」の落下や左右移動、回転を行うコーディングを行い、また、パラメータを書き換えることで、ゲーム画面の背景色の変更や落下スピードなどのゲームバランスを調整した。
続く3回の授業では、学校の独自授業として高齢者にも楽しんでもらえる「ぷよぷよ」をテーマに、プログラムのカスタマイズによるゲーム開発を考えるグループワークが行われ、「ぷよ」を見やすいように数字や児童が作成したオリジナルキャラクターに変更したり、「ぷよ」の大きさの変更や落下スピードを調整したりといった、各班による趣向を凝らした独自の「ぷよぷよ」開発に取り組んでいる。
児童は、プレゼン発表に向けて各自パソコンを使いこなして資料作成などの準備を行い、最終回の授業ではそれぞれのグループが作成した独自の「ぷよぷよ」について、プレゼンテーションを行った。
授業に参加した児童からは、「これまでの授業より難しかったが、『ぷよぷよプログラミング』で学ぶことで、遊んだことのある『ぷよぷよ』がどのようにできるのかその仕組みがわかった」「自分で考えた『ぷよぷよ』を作ることができ、プレゼンでもしっかり発表することができてよかった。楽しい授業だった」といった感想が寄せられている。
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