大阪ガスは新規事業として、家庭向けのプリント管理アプリ「プリゼロ」のサービスを、4月19日に開始する。
「プリゼロ」はDaigasグループ社内の新規事業として発案されたもので、開発にあたっては、社内の子どもを持つ社員約150名が賛同し、ボランティアモニターとして参画した。同社のメインであるエネルギー事業だけでなく、子育て親世代の日々の暮らしをサポートするサービスとして開始される。
プリントをスマートフォンで撮影し、アプリ内に写真データを保存することで、予定と写真をセットで管理できる。また、家族内で予定とプリントの情報を共有できるため、家族みんなで予定をあわせたり、更新したりすることが可能。さらに、行事などで必要なものや買い物・持ち物リストなどを「ふせん」機能で管理することもできる。
同社は開発にあたり、4~12歳の子どもを持つ母親396名を対象に、日常の困りごとの調査を行った(調査期間:2020年2月)。その結果、幼稚園や保育園、小学校や習い事などで配布される「プリントの管理」に困っている家庭が非常に多いことが分かった。
子どものプリントおよび記載された情報をどのように管理しているかを尋ねたところ、子ども別にファイルに入れて管理するなど工夫をしている人がいる一方で、TODO管理は頭の中やスマートフォンのメモのみで管理している人も多いことが明らかになった。
子どものプリント管理について、困っている点を尋ねた質問では「大事なプリントを処分してしまい、必要なタイミングの時に確認できなかった」「プリント管理と予定管理を分けているために、予定を忘れてしまった」などの困りごとが寄せられた。特に仕事を持つ母親では、子どものプリント管理に困っているという回答が54%に達している。
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