POPERは、同社が提供するスクール専用業務管理&コミュニケーションアプリ「Comiru(コミル)」が、2020年度の中学受験が終わった子どもを持つ保護者を対象に実施した、「コロナ禍における受験塾の満足度・選び方調査」の結果を3月2日に発表した。同調査は、2月12日~16日の期間に行われ、300名から有効回答を得ている。
調査対象者に、中学受験時に通っていた学習塾に対する満足度を、各項目でそれぞれ段階的に尋ねたところ、新型コロナ禍初の受験だったものの、学習塾の授業や対応、衛生対策などに不満を感じている人は少なかった。
前問における「満足していない」「まったく満足していない」を詳細にみていくと、授業や衛生面と比較して自宅学習やコミュニケーション面に不満を感じる人が多い。
学習塾にもっとサポートしてほしかったと感じたことを尋ねたところ、「質問対応」「自宅学習サポート」「連絡頻度・対応スピードの改善」などを求める意見が多かった。
受験期に、新型コロナウイルス感染症の影響や対策などを理由に、塾の切り替えを検討したかを尋ねた質問では、3人に1人が切り替えを「実施・検討」している。その理由としては、オンライン授業の進行・移行の遅さや、自宅学習の管理をしてもらえないから、という回答が上位を占めている。
今後、子どもを学習塾に通わせる人に対して、学習塾選びの際に重視すべきと感じる項目としては、「カリキュラム」(45.3%)、「先生と子どもの相性」(41.7%)、「口コミ」(39.0%)を挙げる意見が多かった。
学習塾選びの際に、重視すべき口コミとしては、「塾の雰囲気」が約6割に達しており、8割超の保護者が匿名であっても口コミを「信用できる」と答えている。
今年、受験生の保護者が受験対策に使用した総額は85万円で、小学6年生の1年間だけでも学習塾代に44万円以上かかっていることが明らかになった。
受験期に、子どもにYouTubeを「見せていた/見ることを許可していた」保護者は38.0%で、もっとも人気の高かったYouTubeチャンネルは「中田敦彦のYouTube大学」(30.7%)となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア