スプリックスは、同社が運営するスプリックス基礎学力研究所が世界11か国の子どもとその保護者を対象に実施した「意識調査」と「学力調査」のうち、デジタル学習に関する結果について2月18日に発表した。
同調査は、日本、アメリカ、中国、インド、イギリス、フランス、ポーランド、タイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマーにおいて、6~15歳の子ども・各国1000名、保護者・各国1000名に対して、2020年8~9月に行われている。
新型コロナ禍における、日本の学校の対応を調査したところ、「紙教材による宿題の提示」が他の国と比較して圧倒的に多く、11か国中最多だった。一方で、「オンライン授業」の実施は11か国中最下位、「授業動画の配信」「デジタルコンテンツの提供」では10位に留まっている。
日本の子どもの家庭での学習方法としては、「紙と鉛筆」が11か国中1位となり、「スマホ」「タブレット」「パソコン」は最下位だった。
日本の保護者においても、パソコンやタブレット端末のソフト・アプリで勉強すべきという回答は、11か国中で最下位となっている。
日本の子どもにおける、もっと勉強したくなる要素として「パソコンやタブレットのソフト・アプリでの勉強」を挙げる回答は、他国と比較すると低いものの、約5割に達した。また、学力調査での正答率が低い日本の子どもほど、パソコンやタブレットのソフト・アプリで勉強するともっと勉強したくなると答えている。
パソコンやタブレット端末、スマートフォンで勉強するとしたら、どんなアプリがいいかを尋ねた質問では、日本の子どもの6割近くが「苦手なところを教えてくれるアプリ」と答えており、11か国の平均よりも高かった。
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