ディスコは、2022年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)を対象に実施した、就職意識や就活準備状況に関する調査の結果を、1月25日に発表した。
同調査は、「キャリタス就活2022」学生モニターに対して1月1日~6日の期間に行われ、1164名(文系男子:356名、文系女子:357名、理系男子:332名、理系女子:119名)から回答を得ている。
調査対象者に、現時点での志望業界を尋ねたところ、「明確に決まっている」(32.0%)が前年同期調査をやや上回ってもっとも多い。志望業界は「情報・インターネットサービス」が1位、「情報処理・ソフトウエア」が2位にランクインした。
就職先企業を選ぶ際に重視する点を尋ねた質問では、「将来性がある」が昨年に引き続き最多となり、「給与・待遇が良い」「休日・休暇が多い」などは低下している。また、柔軟な働き方が「企業選びに影響する」という回答が86%となり、「在宅勤務」など遠隔勤務の注目度が高まっている。
就職活動に関する情報の入手先としては、「就職情報サイト」(94.9%)がもっとも多く、「各企業のホームページ(採用サイト)」がそれに続いた。
インターンシップなどの参加状況と参加後のアプローチについて尋ねたところ、インターンシップへの参加経験を持つ学生は86.9%で、1日以内のプログラムに参加した学生が最多だった。参加後に受けたアプローチは、「インターンシップ参加者限定セミナーの案内」が73.3%となっている。「今後も参加したい」という回答は83.9%に達した。
1月1日時点での、本選考受験状況と内定状況としては、「本選考を受けた」が41.5%で、前年同期の調査と比較して6.3ポイント上昇した。「内定を得た」は8.7%で、8割超がインターンシップ参加企業にて内定を獲得している。
就職活動解禁までの準備の進め方・方針を尋ねた質問では、「インターンシップにたくさん参加したい」が63.0%、「早期選考を受けたい」が61.3%で上位を占めた。また、志望企業との対面での接点を尋ねたところ、第一志望企業と対面での接触経験を持つ学生は39.7%となっている。
新型コロナ禍での、大学生活への感じ方を尋ねた質問では、「満足な大学生活が送れていない」が7割強を占めたほか、就職活動への影響を懸念する声もみられた。
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