河合塾と河合塾マナビスは、10月下旬に開催した「大学入学共通テストトライアル」に参加した高校1・2年生 1万人を対象に実施した、大学入試についての意識調査の結果を、12月14日に発表した。
同調査は、10月25日に行われ、1万名から有効回答を得ている。
調査対象者に、大学入試に向けて不安に感じていることを尋ねたところ(複数回答)、「大学入学共通テストなどの新入試に対応できるかどうかということ」(78.9%)がもっとも多かった。「各大学の大学入学共通テストの利用方法など、入試情報が不足していること」(48.6%)がそれに続いた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、一部で検討が進んでいるオンライン入試の活用について、どのように受け止めているかを尋ねた質問(複数回答)では、「遠く離れた試験会場に行く必要がないので便利だと思う」(53.4%)や、「新型コロナウイルス感染症の影響を受けない安全・安心な入試だと思う」(41.1%)といった期待感と、「不正防止など、試験の公平性がどこまで保たれるかが不安だ」(57.3%)の不安感に二分される結果となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア