デジタル採点システムを開発・販売するスキャネットは、兵庫県教育委員会義務教育課の採択により、9月上旬に実施された県独自の調査に「デジらく採点2 普通紙対応版」が採用されたことを、12月1日に発表。これにより、県内全市町の公立小中学校105校の教職員が「デジらく採点2 普通紙対応版」を使用し、「小・中学校における新型コロナウイルス感染症の影響に関する調査研究」にかかる実態調査のアンケートやテストを実施した。
「デジらく採点2」は、パソコン上でテスト解答を採点するソフトウェアで、1文字の手書き文字を自動で認識し採点する機能を持つ。また、採点した結果は、データとして保存されるため、採点結果の分析も容易に行うことができる。
2019年からは、従来の解答用紙の作成方法に近い形のまま、学校全体でよりデジタル採点が導入しやすいよう、普通紙(コピー用紙)に印刷した解答用紙を使用して採点が可能な、ソフトウェア「デジらく採点2 普通紙対応版」の提供を開始している。
今回の兵庫県内の小中学校105校への導入により、同じ学力テストを一斉に実施できる環境が整うことで、公平かつ公正なテストの実施が可能となる。さらに、テストの採点結果から生徒児童の弱い部分を把握・分析を行うことにより、児童生徒の最終的な学力向上へ貢献する。
なお兵庫県では、今年7月に同ソフトウェアを県立高校全147校へ導入済みで、今回の義務教育課への導入により、県内の約1割の教育機関が「デジらく採点2 普通紙対応版」を使用できる環境となる。
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