「デジらく採点2」は、パソコン上でテスト解答を採点するソフトウェアで、1文字の手書き文字を自動で認識し採点する機能を持つ。また、採点した結果は、データとして保存されるため、採点結果の分析も容易に行うことができる。
2019年からは、従来の解答用紙の作成方法に近い形のまま、学校全体でよりデジタル採点が導入しやすいよう、普通紙(コピー用紙)に印刷した解答用紙を使用して採点が可能な、ソフトウェア「デジらく採点2 普通紙対応版」の提供を開始している。
今回の兵庫県内の小中学校105校への導入により、同じ学力テストを一斉に実施できる環境が整うことで、公平かつ公正なテストの実施が可能となる。さらに、テストの採点結果から生徒児童の弱い部分を把握・分析を行うことにより、児童生徒の最終的な学力向上へ貢献する。
なお兵庫県では、今年7月に同ソフトウェアを県立高校全147校へ導入済みで、今回の義務教育課への導入により、県内の約1割の教育機関が「デジらく採点2 普通紙対応版」を使用できる環境となる。