栄光は、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、小中高生のニュース・時事の情報収集に関する調査結果を、11月24日に発表した。
同調査は、10月14日~28日の期間に行われ、859名から有効回答を得ている。
調査対象者に、子どもが普段情報を得る際に利用しているメディアを尋ねたところ、小学生・中学生ともに「テレビ」がもっとも多かった。「ニュース系のサイトやアプリ」を活用している中高生は70.5%、「SNS」を活用している中高生は55.9%で、どちらも前回調査より増えている。
子どもが情報を得るときに、もっとも利用しているメディアを尋ねた質問では、小学生の7割以上が「テレビ」から情報を収集しており、中高生では前回調査で最多だった「テレビ」が、46.3%から31.7%に減少した。もっとも多かったのは「ニュース系のサイトやアプリ」で29.0%から37.6%に増加している。また、「SNS」も16.3%から23.4%に増加した。
子どもがテレビのニュース番組や情報番組を見ている頻度は、小学生の保護者の55.4%、中高生の保護者の55.7%が「ほぼ毎日」と答えている。
新聞(こども新聞)の購読状況は、小学生の家庭が32.3%、中高生の家庭が15.5%だった。
こども新聞を購読している家庭に、子どもがどのくらいの頻度でこども新聞を読んでいるかを尋ねたところ、「ほぼ毎日/毎号」は64.0%、「時々読んでいる」は28.0%となっている。
家庭の中で、ニュースや時事について話題にすることがあるかを尋ねた質問では、95.6%が「ある」と回答した。頻度としては「週に数回程度」(55.3%)が最多で、「毎日」(33.2%)がそれに続いた。
子どものニュースや時事に関する関心の程度としては、小学生の保護者・中高生の保護者ともに、8割以上が「関心がある」「少しは関心がある」と答えている。
子どもがニュースや時事に触れることで期待することとしては、小学生の保護者・中高生の保護者ともに、「世の中の出来事に関心を持つことができる」がもっとも多く、「幅広い知識や情報が得られる」がそれに続いた。
小学生の保護者では、「語彙力を身に付けることができる」「受験勉強に役立つ」といった勉強や入試への効果を期待する意見が多かった。中高生の保護者では「子どもの進路や将来の職業選択に役立つ」「情報の選択・活用能力(情報リテラシー)が身に付く」といった、将来に活かせることを期待する意見が多い。
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