米Parallelsは、Chromebook Enterprise上で直接Windowsを稼働できる「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」を10月20日(現地時間)にリリースした。
「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」を使用することで、複数のフル機能のWindowsアプリケーションと、Chrome OSアプリケーションを、Chromebook上で同時に実行可能で、WindowsアプリケーションをChromebook上にインストールして使用できる。
インターネット接続のない環境や、接続帯域幅が狭い環境でも、Chromebook上でWindowsアプリケーションの実行ができる。そのため、屋外やインターネット接続が一時的に中断したも操作を続けられるのが利点となっている。
WindowsとChrome OSとのシームレスな統合として、OS間で双方向でのテキストとグラフィックをコピー&ペーストが可能なほか、ユーザープロファイルの共有、カスタムフォルダの共有、Windowsの解像度の簡単な変更、Windows 10におけるフルスクリーン表示、Chrome OS上のファイルのWindowsアプリケーションとの関連付け、Chrome OSとWindowsとのプリンタ共有などをサポートしている。
推奨ハードウェア構成は、CPUがインテルCore i5またはCore i7、メモリ16GB、128GB以上のSSD。
Chromebook端末は、HPの「Elite c1030 Chromebook Enterprise」と「Pro c640 Chromebook Enterprise」、Googleの「Pixelbook」と「Pixelbook Go」、Acerの「Chromebook Spin 713」と「Chromebook Spin 13」、Dellの「Latitude 5300 2-in-1 Chromebook Enterprise」と「Latitude 5400 Chromebook Enterprise」、Lenovoの「Yoga C630 Chromebook」、ASUSの「Chromebook Flip C436FA」が推奨されている。
1ユーザーあたりの年間利用料は税別7389円で、5ユーザーライセンス付きの1か月間無償トライアルも用意する。
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