GVは、同社が運営するクレジットカードや電子決済等のお金に関する情報メディア「まねーぶ」が、小学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、お小遣いのキャッシュレス化に関する意識調査の結果を9月15日に発表した。
同調査は、小学生の子どもを持つ保護者477名を対象に、8月28日~9月3日の期間に行われている。
調査対象者に、子どもの毎月のお小遣い額を尋ねたところ、低学年(1~2年生)では「0円(お小遣いなし)」(46.9%)がもっとも多く、「~500円」(19.9%)、「~1,000円」(15.0%)がそれに続き、平均額は499円だった。中学年(3~4年生)では「0円」が3割程度に減少し、「~500円」が28.9%、「~1,000円」が25.4%、平均額は954円となっている。高学年(5~6年生)では「0円」が3割程度で、「~1,000円」が28.5%、「~3,000円」が21.2%、平均額は1142円だった。
お小遣いの使い道についての調査では、実際の使い道1位が「お菓子・ジュース」、2位が「漫画」、3位が「おもちゃ」だった。それに対して、保護者の希望する使い道の1位は「書籍(漫画以外)」、2位は「文房具」、3位は「お菓子・ジュース」と、親子の意識にギャップがみられる。
お小遣いのあげ方を尋ねた質問では、「現金のみであげている」が94%、「キャッシュレスであげている(現金併用含む)」が6%と、お小遣いにキャッシュレス化を取り入れている家庭はわずかだった。
お小遣いを現金であげる理由としては、「現金のほうがお金の重みがある」が最多で、「子供にキャッシュレスはまだ早い」「キャッシュレスは使いすぎてしまう」がそれに続いている。一方、キャッシュレス派からは「利用状況や履歴が管理できる」「現金を用意する手間がない」「現金を落とす・なくす心配がない」といった意見が寄せられている。
今後、子どものお小遣いにキャッシュレスを取り入れたいかを尋ねたところ、「取り入れたい」という回答は28.9%に留まった。
お小遣いをキャッシュレスであげている家庭の、キャッシュレスと現金の比率は、キャッシュレスが53.3%と現金よりもわずかに多いものの、およそ半々という内訳となっている。
お小遣いに利用しているキャッシュレスの種類としては、「スマホ決済(QRコード・バーコード)」がもっとも多く、「電子マネー(交通系・流通系ICカード)」がそれに続く。なお、「電子マネー(交通系・流通系ICカード)」では「Suica」や「PASMO」といった交通系ICを中心に、「nanaco」や「WAON」など流通系ICの利用もみられた。
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