ブリオジャパンは、小・中学生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、子どもの休校期間中の過ごし方や、学校再開に関する調査の結果を、6月30日に発表した。
同調査は、小・中学生の子どもを持つ全国の30~40代の保護者318名を対象に、6月11日~12日の期間に行われている。
調査対象者に、子どもの学校再開にあたって不安があるかを尋ねたところ、「ある」(30.5%)、「どちらかといえばある」(39.3%)を合わせた69.8%が不安を抱えていることがわかった。
学校再開にあたっての具体的な不安としては(複数回答)、「学習の遅れを取り戻せるか」(80.2%)、「学校の新型コロナウィルス感染予防対策が十分か」(50.0%)、「学校内でのクラスター感染」(47.7%)が上位を占めている。
学校再開にあたっての不安として、「学習の遅れを取り戻せるか」と答えた人を対象に、遅れを取り戻すために自宅で実施しようとしていることを尋ねた質問(複数回答)では、「学習塾(オンライン含む)に通わせる」(30.9%)、「通信教育を契約する」(19.1%)、「知育玩具を購入する」(13.5%)といった回答がみられた一方で、「特にない」という回答が51.7%を占めた。
「新しい生活様式の中での教育・自宅学習に向けてあればよいと思うもの」については(複数回答)、「オンライン学習サービス」(49.4%)、「動画配信サービス」(32.7%)、「オフラインの学習教材」(29.9%)といった意見が寄せられている。
子どもの休校期間中に、学習面で困ったこと・大変だったことがあるかを尋ねたところ、「ある」(44.0%)、「どちらかといえばある」(35.2%)を合わせた79.2%が、休校中に学習面で困ったことがあったと答えた。
具体的には(複数回答)、「集中力が続かない」(70.6%)、「運動不足」(65.5%)、「勉強・宿題をしない」(57.9%)といった回答が上位となっている。
2020年から小学校においてプログラミング教育が必修化され、2021年からは中学校でも必修化されることを知っているかを尋ねた質問では、「知っている」(25.8%)、「なんとなく知っている」(42.8%)を合わせてプログラミング教育必修化の認知度は68.6%に達した。
一方で、プログラミング教育がどのようなものか知っているかを尋ねたところ、「まったく知らない」(11.0%)、「よく知らない」(29.2%)を合わせて40.2%がプログラミング教育がどのようなものかを知らないことが明らかになっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア