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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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教育現場でのICT活用事例紹介(高等学校・高等専門学校)(AD)

公立高校でゼロからICT教育を実践した先生が解説! プロジェクターを活用した授業の可能性

生徒の端末を使ってすぐ発表できるプロジェクター

 今回浅見さんに使っていただいたプロジェクター「EW800ST」は、DLPプロジェクターで世界トップシェアを誇るBenQが、教育機関向けに開発した短焦点モデルのDLPプロジェクターだ。BenQは、ブルーライトカット機能などを備えた子どものアイケアに配慮したモニター「GW2480T」を発売するなど、教育分野の商品にも注力している。

 短焦点レンズを備えた軽量でコンパクトな「EW800ST」は、投影距離が短く場所を選ばず映し出せるだけでなく、WindowsやiOS、AndroidなどOSを問わずにワイヤレスで接続できるのが最大の特長だ。また、パソコンに接続しなくてもUSBメモリーから直接ファイルを読み込むことができ、BenQのアカウント管理システム「AMS」と同期させることで、管理が容易になる機能も備えている。

BenQの短焦点DLPプロジェクター「EW800ST」。オープンプライスで、実売価格は11万8000円前後。
BenQの短焦点DLPプロジェクター「EW800ST」。オープンプライスで、実売価格は11万8000円前後。

――「EW800ST」は、コンパクトな短焦点レンズ搭載モデルで、OSに関係なくWi-Fiで接続することができます。授業で特に役立ちそうだと感じたのは、どの機能でしょうか?

 最初にいいな思ったのは、Wi-Fi経由ですべてのOSのデータが即時に反映できることです。先ほども説明した通り、私の授業ではクラウドにいったん生徒がアップロードして、私がパソコン上で操作して画面に映すという2つの段階を通っていました。

 「EW800ST」であれば、生徒のスマホを使う前提ではありますが、プロジェクターと接続してすぐに発表することができます。これまでのように、先生を経由しなくてもいいのは大きなメリットだと思います。

 これまで、生徒からも「ワイヤレスでできないですか」と要望がありました。「僕たちが持っているスマホの内容をプロジェクターに映せば、先生の手間がなくなりますよ」と提案してくれることもあって、生徒のほうがワイヤレスをはじめとしたICTの効果的な使い方を知っているのかもしれません。

――高校生は当たり前のようにスマホを使いこなしていますよね。

 たとえば、AirDrop(注:macOSやiOSの機能で、端末同士で簡単にデータをやり取りできる)は生徒に教わりました(笑)。この「EW800ST」もAirDropに対応しているので、生徒のほうが使いこなせるかもしれませんね。

 それから、「EW800ST」は近距離でも映る点がいいですね。

 授業で活用するアイデアとして考えられるのは、ポスターセッションのように使うイメージです。グループ学習でこのプロジェクターが数台あれば、各班でそれぞれ教室の壁に映すことが可能になります。より臨機応変に、精度の高い発表ができるかもしれない。面白い使い方ができるのではと思いました。

近距離でも鮮明に投影できるため、教室内で複数台を使う活用法も考えられる。
近距離でも鮮明に投影できるため、教室内で複数台を使う活用法も考えられる。

――より情報を活用する力も向上しそうですね。

 はい、その可能性は感じます。でも、全クラスにプロジェクターを数台ずつ用意するのは予算的に難しいので、数台を共有する使い方も良いのではないかと考えます。

持ち運びできる「EW800ST」ならではの部活動での活用

――まだ全教室に整備されていない学校や、吊り下げ式の設置が難しい教室であれば、「EW800ST」のようなコンパクトなプロジェクターが活躍しそうです。また、パソコンがない環境でもUSBメモリーからファイルを読み込めるので、教室以外のシーンでも活用できるのではと思います。

 コンパクトなタイプは、授業外の部活動でも活躍しそうです。私は運動部の顧問でしたが、試合を撮影した映像をみんなで見ることがありました。作戦を立てたりフォームを直したりするシーンで、体育館など、どこにでも持ち運べるプロジェクターのニーズはあると思います。

 自分のパソコンを持っている高校生はまだ少なく、99%はスマホを所有しています。「EW800ST」のようなOSを問わずワイヤレスで使えるものであれば、部活動でも生徒がすぐに利用できるので、非常に便利だと感じます。

Wi-Fi経由で端末のデータを映すことも、USBメモリー内のデータを映すこともできる。シーンに合わせて柔軟に活用できそうだ。
Wi-Fi経由で端末のデータを映すことも、USBメモリー内のデータを映すこともできる。
シーンに合わせて柔軟に活用できそうだ。

――ありがとうございました。

  • 編集部より:「EW800ST」の使用感については浅見さん個人の感想です。

おわりに

 「with コロナ」とも言われる現在、オンライン授業などの導入により、学びの形が変わりつつある。学校や教室がICTが浸透した未来に向けて変化するように、プロジェクターも授業や学びのスタイルに合わせて柔軟に対応できるものが求められている。

 BenQの「EW800ST」は、多様なOSに対応しているため、学校の決まった端末だけでなく、今後予想されるBYODの流れにも柔軟に対応することが可能だ。またわずか85センチの距離で80インチの大画面を投影できるため、生徒も見やすく、教員も場所を問わず使うことができる。

 さらに、BenQの専用ソフト「X-Signブロードキャスト」を使えば、現在投影しているコンテンツの上に、メッセージなどをパソコンやスマホから送って表示することが可能だ。たとえば、プレゼンテーション中に「あと10分です」といった状況に応じたメッセージをリアルタイムで表示できるため、授業や部活動などでも大いに活用することができそうだ。

 画質や明るさも、モニターやプロジェクター製品を手掛けているBenQの最新モデルとあって、見やすいと好評で信頼性も高い。

 教室の工事が難しい、あるいは体育館をはじめさまざまなシーンで活用したいと考えているならば、まさにおすすめのプロジェクターだ。

【教育機関向け】高解像度&高輝度の短焦点スマートプロジェクター「EW800ST」

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この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

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森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

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