ジョイズは、同社が提供する英会話学習アプリ「TerraTalk(テラトーク)」の利用者数が12万人、導入件数が800機関を突破するとともに、2019年度から「TerraTalk」を導入している松蔭中学校・高等学校において、生徒の英語外部試験の合格率が導入前と比較して約10%向上したことを、1月9日に発表した。
「TerraTalk」は、AIとの会話を通じてさまざまな場面での実践的な英語の習得を可能にする英会話アプリ。AIが発音や表現を診断して、「語彙」「発音」「流暢さ」「文法」の項目で英語力を総合的に評価する。教育機関向けとしては、特定の生徒グループに対してグループ内偏差値を算出して、生徒のスピーキング力を定量的に可視化し、指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整する機能を備えている。
松蔭中学校・高等学校では、2019年4月1日から「TerraTalk」の中学生文法コースや音読マスターコース、および同校オリジナルのコースなどを、通常の英語授業では1~2週に一度利用している。新出の文法を学習する際には、定着のための発話・音読練習として文法コースを用いて音読トレーニングを行ってきた。
ほかにも、音読マスターコースで教科書内の文章を音読したり、ライティングの英語エッセイをスピーチとして音読したりするなど、さまざまな活用を行っている。また、全員受験を制度としている外部検定試験対策の指導時には、面接対策として外部試験二次対策コースを活用したほか、宿題や長期休暇の課題として、5学年(中学1~2年、高校1~3年)が利用した。
「TerraTalk」の活用によって、同校では面接を含む外部検定試験の平均合格率が69.6%から79.0%に向上するとともに、教員による生徒との1対1の面接対策に要する時間が約10分の1に減少している。また、4技能評価試験においてSpeaking分野の得点率が他の3技能の得点率平均よりも13%高くなったほか、Speakingや面接を含まないReading/Listening/Writingの3技能を評価する外部検定試験では、「TerraTalk」導入前の合格率が約32%だったのに対して、導入後の検定では54%に向上した。
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