ドリームエリアは、同社が運営する地域コミュニティーサービス「マチコミ」の利用者のうち、未就学児から大学生までの子どもを持つ保護者を対象に実施した「子どもがお金を稼ぐこと」に関するアンケート調査の結果を11月7日に発表した。
同アンケートは、11月1日~5日の期間に実施され、2万6679名より有効回答を得ている。
「自分の子どもがお金を稼ぐことに賛成」する保護者は8割
自分の子どもがお金を稼ぐことについて尋ねたところ、およそ8割の保護者が「賛成」と回答している。その中でも「学業に影響がなければ賛成」(66%)と回答した割合が高く、子どもがお金を稼ぐことについてはおおむね肯定的な考えの人が多いものの、「あくまでも学業を優先した上で」という意見も多いことが伺える。
子どもが「今すぐYouTuberになりたい」、賛成する保護者は3人に1人
子どもの将来なりたい職業ランキングにもランクインすることがあるYouTuber。「お子さまが今すぐYouTuberになりたいと言ったら賛成しますか?」という質問に対しては、「賛成」(5%)と「学業に影響がなければ賛成」(30%)を合わせて35%の人が「賛成」と回答している。一方で、半数以上の人が「反対」と回答し、反対する保護者のほうが多い結果となった。
自分の子どもは「YouTuberとしての才能はあるのか」、2人に1人の保護者が「どちらとも言えない」と回答
「お子さまにYouTuberとしての才能があると思いますか?」と聞いたところ、「ない」(52%)、「どちらとも言えない」(44%)と回答した人がそれぞれおよそ半数となった。
約6割の保護者が、インターネットを活用した起業に賛成
次に、インターネットを活用した起業に関して質問したところ、「賛成」(13%)と「学業に影響がなければ賛成」(45%)をあわせて58%の人が「賛成」と回答している。前述のYouTuberに関する質問の回答結果と比較すると、「賛成」と回答した割合は、インターネットを活用した起業のほうが約1.6倍多いことが明らかになった。
保護者が「自分の子どもがお金を稼ぐこと」に賛成する理由とは
冒頭の「お子さまがお金を稼ぐことについて、どう思いますか?」という質問に関する回答の理由をフリーコメントで聞いたところ、「お金を稼ぐことは生きていくこと。そのために必要最低限の勉学をしているわけで、勉強に差し支えがないならば、稼ぐということを学ぶことは必要だと思います」や「お金を稼ぐという大変さを大人になる前に体験することは本人の成長につながると思うから」といった、お金を稼ぐことが子どもの成長や経験、勉強につながるなどポジティブな理由が多く見受けられた。その一方で、子どものうちは元気に遊び、中学生においては学業を優先すべき、といったコメントも目立った。
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