EDGEof(エッジ・オブ)は、SOLTILO Knowsとともに、体育授業におけるスポーツセンシングデバイスを活用した公教育のICT化に関する実証実験を、高知県、土佐町教育委員会、SOMAの協力のもと、土佐町小中学校(高知県土佐郡)で9月1日~12月28日の期間に実施する。
今回の実証実験では、運動能力の可視化を行う。従来の体育科の授業におけるICT活用として行われてきた、タブレット端末などで撮影した映像を用いた運動の観察および対話を通して学び取るアプローチとは異なるものだ。
具体的には、プロサッカーチームであるサガン鳥栖や大分トリニータ、高校・大学のサッカー強豪校が活用するスポーツセンシングデバイス「Knows」を活用し、走行距離や心拍数といった運動データを数値化し、授業を通じて生徒自身が運動能力を可視化する。
通知データによる運動能力の可視化によって、生徒が授業を振り返る際に着目点が増え、「主体的・対話的で深い学び」を生み出すことが期待されるとともに、指導面においても明確な数値を確認することで弱点の改善、課題の明確化が見込まれる。
さらに、スポーツセンシングデバイスの導入によって、個々人の心拍数、疲労回復といった身体データがリアルタイムでわかるため、体育教育内での安全管理にデバイスがいかに寄与するかもあわせて実験し、リアルタイムのスポーツセンシングデバイスによって事故を未然に防ぐ方法を検証する。
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