エルモ社は、完全ワイヤレスのコンパクト書画カメラ「MO-2」を、8月末に発売する。税別価格は4万9000円。
「MO-2」は、教育の情報化に取り組むすべての学校と教育機関に向けた、これまでの授業スタイルに加えて、これからのデジタル教材を活用する授業プランにも対応した書画カメラ。最大フルHD(解像度1920×1080)、16倍のデジタルズームを搭載する。
本体には可動式アームを備えており、映したいものを映したい角度からとらえられ、見せたいものをズームアップして見せられる実物投影機のメリットはそのままに、動画や静止画の再生、Webブラウザを用いたインターネット上の資料や動画の閲覧にも対応している。
さらに、教科書や副教材の資料集に記載されたQRコードをカメラで読み込むことで、インターネット上のコンテンツやWebサイトから表現力豊かなデジタル教材を利用できる。
別売のワイヤレスペンタブレット「CRA-1」や、ユニット型電子黒板「CRB-2」、一体型電子黒板「xSync Board」とあわせて使用することで、カメラ映像への書き込みも可能になっている。
内蔵バッテリとMiracast機能を搭載しているので、Miracast対応モニタならケーブルなしで接続し、好きな場所から大型提示装置へ映像を表示できる。また、本体底面には滑り止めラバーを採用し、耐衝撃性を強化した。
OSにはAndroidを採用し、各種の授業支援アプリをインストールすることで、さまざまな授業シーンで活用できる。画像や動画は内蔵メモリに保存可能で、SDカードやUSBメモリも使える。
そのほか、撮像エリアに置いたプリントや教科書を検知し、まっすぐに変換した後に自動でクローズアップすることで最適な映像を表示可能な傾き補正機能も備えている。
バッテリ駆動時間は約2時間50分。インターフェースはUSB(Type A)×2基、USB(Type B)、HDMI出力、HDMI入力、有線LANポート、オーディオ出力、マイク入力、SDカードスロット。対応無線通信はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN。
収納時のサイズは幅220×高さ57×奥行き115mmで、重さは約950g。
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