スタディプラスは、新大学1年生を対象に実施した、大学受験に関する意識調査「進学先決定についてのアンケート」の結果を、5月31日に発表した。
「進学先決定についてのアンケート」は、全国の新大学1年生を対象に、4月14日~28日の期間に実施され、886名から有効回答を得ている。
調査対象者に、受験する志望校を決めた時期を尋ねたところ、高校3年生がもっとも多く、とりわけ25.4%が大学受験直前の時期である高校3年生の冬(12月~3月)に志望校を決定した。また、高校1年生から志望校を決めていた人は、5%に留まっている。
進学先の情報収集方法としては、Webサイトの利活用が最多で、SNSやアプリを利用したという回答も見られた。「進学情報サイト」「SNS」「アプリ」「大学のWebサイト」を合計すると約42%となり、13歳~19歳のスマートフォンの個人保有率が約80%に達する「スマホネイティブ世代」は、勉強でも受験情報の収集でもWebやアプリを利用していることがうかがえる。
同社が2016年(平成28年)1月に開始した、大学向けの学生募集広告の出稿数推移からも、スマホネイティブ世代に向けて学生募集広告がアプリ・Webにデジタルシフトしていることがわかる。
進学先を決めた理由は、「偏差値」「学部・学科の専門性や履修内容」「就職実績、サポート体制」が上位だった。
一方で、進学先の検討にあたって不足していた情報としては、進学先の決定理由では回答数が少なかった「ゼミ、研究室」「部活・サークル」「教授」「大学の雰囲気」が上位に上がっている。
大学受験にくじけそうになった際に支えになった人は、「学校の友人」がもっとも多く、「保護者」「SNSの友だち」がそれに続く。
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