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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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イベントレポート(先端技術)

ソニーがテクノロジーの祭典「SXSW 2019」で問いかけたメッセージとは? 持続的なクリエイティビティを実現するための取り組み

 「SXSW(サウス バイ サウスウエスト)」は、1987年より米国テキサス州オースティンで始まった音楽、映画、インタラクティブの3つを展示の柱としたイベントだ。会場には多くのクリエイターやアーティストが世界中から集う。出展企業としては、世界の先端を行くクリエイターから直接フィードバックを得られる貴重な機会となる。今年の「SXSW 2019」は現地時間の3月8日から17日に開催され、日本からも複数の企業が出展した。本稿ではその中から、ソニーブース(3月9日から12日で出展)の体験型展示について紹介。さらに、ソニー株式会社 ブランド戦略部 統括部長 森 繁樹氏へ、クリエイティビティと、クリエイター教育に対する取り組みについてインタビューを実施した。

ソニーの最新技術を活用した研究開発段階のプロジェクトを体感

 ソニーがSXSWに出展するのは3回目となる。今回のテーマは「テクノロジー×クリエイティビティ」。“Will technology enrich human creativity?”、日本語では「テクノロジーは人の創造性を豊かにするか?」という問いかけのもと、ソニーが発信したいメッセージを伝えていく。

 まだ研究開発段階の最新技術を体感できる貴重な機会と言える。今年は4つのコンテンツが用意された。

CAVE without a LIGHT(ケイブ・ウィズアウト・ア・ライト)

 テクノロジーが引き起こす、人間の感覚拡張がテーマの展示。視覚に頼らずに楽しめるインクルーシブデザイン(多様なユーザーを包含・理解することで新たな気付きを得て、一緒にデザインする手法)の体験型展示。暗闇の洞窟を再現し、ソニーの音響・触覚技術を用いて音楽を共創する体験ができる。聴覚と触覚のみが頼りになる空間で、障害の有無にかかわらず、多様な人が自分らしく楽しめるテクノロジーの可能性を提示する。

CAVE without a LIGHT
CAVE without a LIGHT

Superception(スーパーセプション)

 こちらは視覚を用いた感覚拡張がテーマで、自らの影に起きる視覚変化により、自分自身の身体を体感することができるというもの。人間は、影は明かりがあれば絶対に自分の姿と同じ形が投影されると認識しているが、それが変わった際に感覚はどのように揺さぶられ、脳への刺激には影響があるのか。コンピューター技術を用いてそれを実現し、エンターテイメントとして楽しむことができる。

Superception
Superception

Flow Machines(フローマシーンズ)

 「Flow Machines」はアーティストのクリエイティビティを拡張することを目指す、研究開発および社会実装プロジェクト。作曲の過程における単純作業やルーチンワークを、AIアシスト作曲技術に対応してもらうというものだ。

 今回、ソニーは体験型展示以外にもトークセッションを実施したが、その中では実際の音楽プロデューサーとAIのコラボレーションも披露された。

Flow Machines
Flow Machines

Das Fremde(ダス・フレムデ)

 「言語がどのように生まれ、発達・変化していくか」という研究をロボットとAIを使って表現。2台のロボットが言語を持たない状態から、人間が近づくなどの環境変化から影響を受けることにより、発達・変化させて彼ら独自の言語を形成していく様子を記録していく。人間と人工知能・機械との関係性を問いかける展示だ。

Das Fremde
Das Fremde

 これら4つの体験型展示のさらに詳しいコンセプトや、ソニーのクリエイティビティに対する取り組みについて、ソニー株式会社 ブランド戦略部 統括部長 森 繁樹氏にお話を伺った。SXSW開催前に実施したインタビューの模様を次項でお送りする。

次のページ
テクノロジーと人間の関係性を追求し、次世代のクリエイティビティにつなげていく

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この記事の著者

森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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https://edtechzine.jp/article/detail/1995 2019/04/02 07:00

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