日本マイクロソフトは11月29日、ICT CONNECT 21とユニバーサル志縁センター、育て上げネットと連携した、子ども・若者に向けたコンピューターサイエンス教育施策の実施を発表。子ども向けのプログラミング教育支援として「Minecraft カップ 2019 全国大会」の開催を、若者就労支援としては「若者TECH」の取り組みを開始する。
Minecraft カップ 2019 全国大会
「Minecraft カップ 2019 全国大会」は、子どもたちの「プログラミング思考」の醸成に向けた、世界各国の教育現場で活用されている「Minecraft: Education Edition」を活用したコンテスト。通常、「Minecraft: Education Edition」は教育機関にのみ提供されているが、学ぶ環境が限られる子どもたちも大会に参加できるよう、期間中は特別ライセンスが提供される。
コンテストのテーマは「子どもたちが創る『スポーツで』みんなが豊かに暮らすマチ」。スタジアムや運動場、体育館といったスポーツ施設およびこれらと連携して利用される施設のある町に住んだり訪れたりすることで、そこに暮らすすべての人々が充実した暮らしをすることができるワールドを開発する。
応募期間は2019年3月10日~6月30日で、15歳以下の男女で構成される原則3名以上のチームとコーチング役となる成年者1名以上でエントリーを行う。コーチは16歳以上で、16歳~19歳のコーチの場合、別途20歳以上の責任者が必要。
若者TECH
「若者TECH」は、若者支援NPOと連携した、プログラミング思考、コンピューターサイエンスの要素を活かした就労支援プロジェクト。2010年から実施してきた取り組み、「若者UP」が厚生労働省の実施する事業に引き継がれて展開する。
具体的には、AIやIoT、ビッグデータ、プログラミングといったコンピューターサイエンス分野のスキル形成の支援を支援する。トライアルは今年4月より実施されており、2019年1月より本格展開される。
今回の2つの施策について、日本マイクロソフト株式会社 代表取締役社長 平野拓也氏は「これまでチャンスがなかった方々にもコンピューターサイエンスの教育を提供していきたい」と述べた。
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