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オランダのコーチング型教育(小学校編)――個に合わせた学びと、プロジェクト・ベースの学び

日本教育にイノベーションを ~AI時代に本当に必要な教育とは~ 第2回

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 本連載では、教員を目指す大学生の二人が感じた「画一的な内容を一斉授業で教える」旧来の公教育に対する疑問と、今後求められる「学びの大転換」の参考として、日本の教育の形が当たり前ではない世界各国の教育トレンドを実地調査した内容をお伝えしていきます。第2回では、オランダの小学校を視察して得られた気づきをご紹介します。

前回に対するフィードバックと筆者たちの考え

 連載第1回の『AI時代に本当に必要な教育とは? 世界のトレンドから学ぶ「未来の教育」の形』では、NewsPicksで、多くの方々からコメントをいただき、誠にありがとうございます。たくさんの方々からの賛否両論のコメントに触れ、私達自身も大変参考になっています。ぜひ、今回の第2回以降もたくさんのご意見などをいただけたらと思います。

 そこで、私達なりに考え、連載というスタイルを活かし、SNSなどで見られた意見・疑問に次の回で私達の考えを述べていくという挑戦をしてみたいと思います。今回は3つの意見・疑問に私達の考えを述べたいと思います。

(1)リアルな世界において大人が楽しく働いている姿を見せてモチベートする役割は必要

 まさにおっしゃる通りだと思います。大人が心の底から学ぶことを本気で楽しんでいれば、子どもにも伝染していくと思います。そしてその部分は機械にも置き換わらないと思っています。しかし、長時間労働など問題の多い日本の教育現場で一体どのくらいの大人がそのような姿を見せられているのかについては疑問です。

(2)集団授業でコーチングが行えるのか

 集団に対して行うコーチングもあるようですが、高度な技術が必要なのではと個人的には思っています。私達の考えとしては、「1対集団⇒ファシリテート」「1対1⇒コーチング」というイメージを持っています。ファシリテートはいわゆる学級経営などの部分で学校現場にも多くの知見があると思います。しかし、最近の例として、ZOZOスーツが挙げられるように、時代はテクノロジーによって「個」へと向かっています。教育もこの流れは避けられないだろうと私達は思っています。そのようになったときに、教員には「ファシリテート」だけでなく、「コーチング」の部分が必要になると考えています。

(3)「ティーチング」の部分がすべてオンラインに置き換わるのか?(これに関連する意見が最も多かったです)

 結論から言うと、そのようには思っていません。オンライン授業も含めた多様な選択肢があって、多様な学び方が認められるようになるとよいと思っています。また発達段階によっても異なってくると思います。もちろん、オンライン授業がどんなに発展し、自宅での学びが可能になっても、学校は協働する場として残ると思います。この点に関しては以下で、オランダの事例でも述べています。

 ここで1つ私の体験談を述べさせていただくと、私は実際に関わったことのある生徒から、このように言われたことがあります。

 「学校の先生の授業より、この動画の先生の授業の方が分かりやすいし、面白い」

 スタディサプリが「4万本以上の神授業が見放題!」と言っているように、これからは教えることがうまい「神」先生や、学びを支えモチベートしていく先生など、教員の役割が多様化していくのではないかというのが私達の考えです。


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著者プロフィール

  • 長澤 瑞木(北海道教育大学 札幌校 4年) (ナガサワ ミズキ)

    1995年生まれ。北海道教育大学札幌校教育学部。学部生4年次に石川尚子コーチとの出会いから「コーチング」を学ぶ。6月にコーチングが学校教育の基盤にあるオランダに行き教育視察を行う。10月には教育×テクノロジーの最先端を学ぶべく、アメリカ・カナダに教育視察を行う。どちらの視察もクラウドファンディングペ...

  • 越智 達也(北海道教育大学 札幌校 4年)(オチ タツヤ)

    1996年生まれ。北海道教育大学札幌校教育学部。学部生4年次に、これからの教育の在り方として、「コーチング」という考え方が学校教育の基盤にあるオランダ教育に注目。クラウドファンティングサイト「Ready for」でプロジェクトを立ち上げ、約78万円の資金を集め、オランダ教育視察を実現。その後、札幌・...

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