カタリバは、学校関係者・行政関係者や民間事業者を対象に、支援現場の最新事例などを交えながら不登校支援の現状とこれからについて学び合うイベント「不登校支援フォーラム2025」を、7月23日にリアル会場とオンライン配信の両方で開催する。参加費は無料。

カタリバでは2015年から、不登校の子どもたちに寄り添う多様な支援活動に取り組んできた。活動を通じて見えてきたのは、「地域や立場によって状況が大きく異なる」という現状。子どもたちに学びの機会や他者とのつながりを届けるため、主体的に支援を進めている自治体や学校がある一方で、制度やリソースの壁に直面し、思うように支援を届けられずにいる自治体・学校も少なくない。
そこでカタリバは改めて「不登校支援の現在地」を可視化し、よりよい支援のあり方を支援者とともに考える場として、不登校支援フォーラム2025を開催する。
開催日時は、7月23日の10時から18時30分で、対象は学校関係者、自治体職員、支援団体関係者など。参加には事前申し込みが必要。リアル会場はカタリバの中野事務所(東京都中野区)で定員は50名(申込多数の場合抽選となる)。なお、現地参加者のみ昼食費用が別途生じる。オンライン参加は定員なし。
当日のタイムラインは次のとおり。
10時~11時30分
- テーマ:Keynote Session
- タイトル:さまざまな立場から語る、不登校支援の現在地
- 登壇者:今村久美氏(認定NPO法人カタリバ 代表理事)、千々岩良英氏(文部科学省 児童生徒課長)
13時~14時30分
- テーマ:学校内の支援
- タイトル:学校内の“もう一つの居場所” 〜校内教育支援センターのあり方を考える〜
- 登壇者:前山賢一氏(元田辺市立大塔中学校校長)、江角周子氏(東京学芸大学 総合教育科学系 教育心理学講座 臨床心理学分野 講師)
14時45分~16時15分
- テーマ:オンラインの支援
- タイトル:新しい学びのかたち 〜メタバースを活用した支援の今後〜
- 登壇者:三和秀平氏(信州大学 学術研究院教育学系 准教授)、轟博和氏(長野市教育委員会)、吉田圭造氏(デロイトトーマツグループ マネージングディレクター)、松岡達也氏(株式会社ワオフル)
16時30分~18時
- テーマ:中学校卒業後の支援
- タイトル:社会的自立に向けて 〜中学校卒業後の子どもたちのサポート〜
- 登壇者:荒井佑介氏(NPO法人サンカクシャ 代表理事)、内堀繁利氏(信州大学教育学部特任教授)
18時~18時30分
- クロージング
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