Classi(クラッシー)は、学習支援プラットフォーム「Classi」と「Classiポートフォリオ」を活用し、長野県教育委員会の「次世代型学習支援システムを活用した実践研究事業」への支援を開始したことを、9月5日に発表した。
「次世代型学習支援システムを活用した実践研究事業」は、2020年度から開始される大学入試・教育改革を見据え、ICTを積極的に活用した生徒の新たな効果的な学びと、生徒への指導内容・方法を研究するもので、あわせて校務へのICTの活用によって、教員の働き方改革の実現や、教育的効果・費用対効果の測定を行うなど、全国的に先進的な取り組みとなる。対象は、長野県内の公立高等学校(11校88クラス)に入学した新1年生を中心とした3513名の生徒。
同事業では、長野県が「eポートフォリオによる生徒の学習記録などの蓄積」「学習用デジタル・コンテンツの提供による学習支援」「校務系システムの実証利用と学習系システム(eポートフォリオ)との連携」の3分野において実践研究を行う中で、「Classi」と「Classiポートフォリオ」を活用する。
「eポートフォリオによる生徒の学習記録などの蓄積」では、生徒が日々の学校生活の中で得たさまざまな学びや気づきを、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどから「Classiポートフォリオ」に記録し、振り返りを行いながら、主体的な学ぶ力を育成していく。また、多面的・総合的に評価する選抜方式へと転換する2020年度大学入試に向けて、eポートフォリオを活用した効果的な指導内容・方法を研究する。
「学習用デジタル・コンテンツの提供による学習支援」では、「Classi」の学習動画機能を活用し、反転学習の拡充について研究するとともに、生徒1人ひとりの学習習熟度に合わせたデジタル学習コンテンツの提供や、多様な学習記録を蓄積可能なICTならではのメリットを活かした、エビデンスに基づく効果的な学習方法・指導方法の検証などを予定している。
「校務系システムの実証利用と学習系システム(eポートフォリオ)との連携」では、統合型校務支援システムを導入し、電子化された校務系データと「Classiポートフォリオ」の学習データなどを連携することで、さらなる学びの可視化を図り、高大接続改革への対応を研究する。さらに、教員の働き方改革を推進すべく、校務のICT化による業務の整理・効率化を図る。
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