河合塾は、高等学校の教員を対象としたオンラインセミナー「理想をあきらめない年内入試対策」を12月16日にオンラインで開催する。参加費は無料。

少子化や多面的評価の進展を背景に、総合型・学校推薦型選抜などの年内入試の拡大が続いており、とりわけ私立大学では2024年度入学者の約6割を年内入試の受験者が占め、入試の大きな柱となっている。
一方で、高校の教員からは年内入試の指導に手が回らないという声も多く上がっており、特に高校3年生の8月に出願書類を書こうという段階で自己理解が不足し、「なぜその大学を志望するかが分からない」など、「書く」以前の指導が必要なケースが見られるという。また、志望者増を背景とした年内入試の難化も進み、「プレゼンが得意」「協調性が高い」といった特性だけでは合格が厳しくなっている。
本セミナーは、こうした現状を踏まえ、「出願書類を仕上げる高3夏に、生徒が志望理由書を書ける状態になっているには」をテーマに議論を進める。小論文科講師で、思考力・表現力の育成教材のプロジェクトリーダーを務める加賀健司氏が、豊富な指導経験に基づき、理想の指導にどこまで近づけるのか、「いつから、何を、どのように」といった具体的な視点に立った内容を実例を添えながら講演する。時間や人手不足の高校現場の実情も踏まえた内容となる。
開催日時は12月16日の15時~17時で、Zoomウェビナーで行われる。対象は、高等学校・中等教育学校の教員。参加には事前申し込みが必要で、締め切りは12月8日。
プログラム
- 年内入試の概況(河合塾「Guideline」編集部より)
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講師講演
- 講師講演
- 年内入試対策の理想を考える
- 学校ではどう指導すべきか
- 関連リンク
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