富士ソフトは、同社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した「不登校支援パッケージ」が、埼玉県の不登校支援事業「メタバース空間を活用した不登校児童生徒等支援業務委託」に採択され、運用を開始したことを、11月26日に発表した。

富士ソフトは2022年に教育メタバース「FAMcampus」の提供を開始し、不登校支援における活用に取り組んできた。「不登校支援パッケージ」は、メタバース空間、カリキュラム、講師、不登校支援専門員の4要素を統合し、不登校支援をスムーズかつ効果的に運営するために提供されている。
今回、同パッケージが埼玉県の不登校支援事業に採択され、2025年9月から2026年3月までの期間に実施される。同事業には県内35の自治体が参加し、「FAMcampus」上に県が運営する「県共通フロア」と、参加市町村が共同で運営する「市町村フロア」を構築する。
「県共通フロア」では、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによるオンラインでの専門的な相談や、博物館・美術館、民間企業、大学などと連携した多様なオンラインイベントを開催する。「市町村フロア」では、講義形式のオンライン学習支援や日常の交流を通じた居場所づくりなどを実施し、県と市町村が共同で児童生徒の社会的自立に向けた第一歩となることを目指す。
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