デジタルハリウッドは、2026年4月から全国の高等学校へ「探究×情報」の授業支援カリキュラムの展開を予定している。これにともない、高校教員・教育委員会関係者を対象にしたオンライン研究会「探究×情報で拓く高校教育の新しい学び—DXハイスクールの事例に学ぶ、創造的な学びとDX教育のこれから—」を、11月27日16時〜17時に開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。

デジタルハリウッドは2025年2月にベネッセグループの一員となっており、授業支援カリキュラム「探究×情報」は、同社が教育現場支援の豊富な知見を有するベネッセと連携して共同開発した。文部科学省が推進する「情報I・II」および「総合的な探究の時間」に対応しており、AIやデジタル技術が社会の基盤となる時代にふさわしい「創造的思考力」や「課題解決力」を育む、新しい学びを提供している。
これまでデジタルハリウッドは、全国各地の自治体や高等学校と連携して、DXハイスクール採択校を中心とした教員研修・生徒向け授業・取組支援といったデジタル教育支援を行ってきた。これにより得た知見に基づいて、ベネッセグループとの「探究×情報」の共同開発に至っている。同プログラムは、カリキュラム不足や情報分野に精通した教員不足といった課題を解決して、生徒が創造的に学びを広げる授業デザインを支援する。
11月27日に開催するオンライン研究会では、文部科学省における「高等学校学習指導要領解説 情報編」の担当者であり、経済産業省の「未来の教室」STEAMライブラリーWG委員なども務める早稲田大阪高等学校の米田謙三氏を講師に迎え、「DXハイスクールの取組から見る探究×情報教育の現状と展望」をテーマに講演してもらう。
あわせて、デジタルハリウッドとベネッセが共同開発する「探究×情報」授業支援カリキュラムの構成や活用イメージを初公開し、現場の授業に直結する実践的な授業モデルを紹介する。
同研究会の申し込み締切は11月25日で、定員は200名となっている。
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