eboard(イーボード)は、同法人が提供しているICT教材「eboard」のデジタルドリルに、「読み上げ機能」を追加したことを11月5日に発表した。「読み上げ機能」の実装は、TISからの寄付を受けて日本NPOセンターが実施する「TIS×TechSoup協働事業 助成プログラム」(助成期間は2024年11月1日~2025年10月31日)を活用して行われた。

「eboard」は、約2000本の映像授業と約10000問のデジタルドリルで構成されるICT教材。公立学校・非営利活動、家庭での個人利用において無料でアカウントが提供される。今回の「読み上げ機能」は、読み書きの困難、視覚障害を抱える子、日本語の指導が必要な「外国につながる子」といった、さまざまな背景や特性から「読むこと」に困難や苦手意識がある子どもに、耳から学ぶという選択肢を提供し、安心して学びを進められるようサポートする。
利用方法としては「eboard」にログインしてから、ぴったり設定画面で「音声よみあげをつける」をONにする。その後、「eboard」のデジタルドリルにある問題文やヒント、答え、解説などを音声で読み上げる。
パソコンでは、読み上げたい文章にマウスカーソルが乗ると1文が黄色くハイライトされ、「よみあげる」をクリックすると音声が再生される。
スマートフォンやタブレット端末では、文章をタップすると1文が黄色くハイライトされ、「よみあげる」をタップすると音声が再生される仕組みとなっている。
なお、小学生漢字と中学生国語、数学や理科などで使われる数式などは読み上げの対象に含まれない。また、読み上げ音声は読み間違いや不自然な箇所が存在する場合がある。
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