アーシャルデザインは、宝仙学園中学校・高等学校より、陸上競技部における部活動指導員支援事業を受託したことを、10月16日に発表した。

近年、教員の働き方改革や部活動の地域移行の動きが加速する中で、私立学校でも教員の負担軽減や、専門的な指導体制の整備が求められている。公立校を中心に導入が進む中、私立学校においても「働き方改革」と「専門的な指導」の両立を目指し、部活動指導員の活用が注目されている。
同社が運営する「SportsForce Master&Coach」は、約2000名の指導員ネットワークと、複数の自治体での地域展開支援実績を活かし、教員の負担軽減と生徒への専門的な指導機会の提供という、部活動地域展開や私立学校における教員負担の軽減・指導体制の強化といった重要課題の解決に取り組んでいる。
今回の取り組みでは、宝仙学園中学校・高等学校陸上競技部に対して、指導経験のある外部人材を配置し、部活動の質と持続性を高める支援を行う。指導員は、教員経験者や指導実績のある人材、有資格者を中心に構成されており、全員に対して研修を実施することで質の高い指導と安全確保を両立する体制を整えている。また、学校・保護者との連携や、説明会・研修の実施支援など、私立学校特有のニーズに応じたカスタマイズ支援も行っている。
SportsForce Master&Coach事業は、スポーツ教育の未来を支える全方位伴走型スポーツ教育プラットフォームである。アーシャルデザインの広範なスポーツ人材ネットワークを基盤に、教育現場の多様なニーズに応えるための多角的なソリューションを提供する。中心となる「部活動指導員」のマッチングサービスに加え、指導者研修プログラムの提供、カリキュラム開発支援、ICTを活用した指導サポートなど、プラットフォーム上でさまざまな機能やサービスを連携・展開している。
同社は今後、全国の私立学校への部活動支援をさらに加速させる。学校や保護者、地域社会それぞれのニーズに寄り添い、「持続可能な部活動のかたち」を共創するパートナーとして、部活動の新しいスタンダードの構築に貢献していく。
また、各自治体や学校関係者からの相談にも個別に対応しており、現場ごとの課題に合わせた導入方法や運営体制の提案が可能である。持続可能な部活動のあり方をともに考え、地域とともに未来を創るパートナーとして、今後も全国各地での支援を強化していくという。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア