インヴェンティットは、MDM(Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)ソリューション「mobiconnect(モビコネクト)」の最新バージョンとなる、Ver.31.20.0を9月28日にリリースした。

今回のアップデートは、授業や校務で利用されないまま放置される「未稼働端末」や、端末の所在が不明確になるという課題を解決すべく実施された。
端末をどの程度活用できているかを把握し、管理下にない端末を早期に発見・対応することは、セキュリティポリシー遵守の観点からも不可欠であるため、未疎通端末の可視化・通知や稼働状況の見える化、初期設定を効率化する、QRコードアクティベーションといった新機能を提供する。教育現場における端末管理の実務負担を軽減するとともに、セキュリティと利便性の両立を実現する。
具体的には、稼働中・未確認の端末数がグラフで可視化されるようになった。日別表示に加えて、最大31日間の推移をまとめて表示する期間指定モードも備えている。また、サブグループを含めた集計にも対応しているので、端末の活用状況をひと目で把握でき、稼働率向上の取り組みに役立てられる。
あわせて、指定した期間ジョブ(端末に実行した指示)が成功していない端末を一覧表示して、最終疎通日時の確認やCSV出力ができるようになった。さらに、グループ単位で「未疎通とみなす期間(1〜90日)」の設定が可能になり、毎日6時に未疎通端末の一覧をメール通知(CSV添付)として受け取れるため、所在不明端末や管理外端末の早期発見が容易になっている。
そのほか、グループ管理画面から認証情報やAndroid EMM設定をもとに、アクティベーション用のQRコードを発行できる機能が追加された。無線LAN設定を含む柔軟なQR生成が可能になっており、発行したQRコードは画面表示・ダウンロードの両方に対応する。新しい端末の配布や端末更新時の初期設定作業が効率化され、設定漏れや作業遅延を防げる。
「mobiconnect」は、スマートフォンやタブレット端末、パソコンといった業務・学校で利用するモバイルデバイスの設定変更などを遠隔から実行できるモバイルデバイス管理サービス。アプリ配信や設定変更のほか、紛失時には位置情報取得やロック、データ消去も可能となっている。同サービスの利用により管理コストを抑え、効率的なデバイス運用が可能となる。
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