システム ディは、校務支援システム「School Engine」の最新モデルとして、学校デジタルプラットフォーム「School Engine One」を、9月29日に発表した。

「School Engine One」は、従来の校務支援機能に加え、グループウェアやWebサービスなどの機能を1つのシステムに統合し、教職員だけでなく、保護者や児童生徒を含む地域社会すべての関係者が利用できる学校デジタルプラットフォームの実現を目指し、開発が進められている。都道府県立学校から市町村立学校まで、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校など、すべての学校種に対応する。
また、学校を取り巻く多様なサービスやユーザーとの連携を一体的に提供することで、地域社会全体で学校教育を支える新たなデジタルプラットフォームとして進化。これにより、都道府県域内において市町村が設置する、すべての学校と、都道府県が設置する学校に、自治体間を含めた、小中高12年間一貫して切れ目のない各種教育情報の連携や共有を実現する。

レスポンシブデザインに対応したインターフェースを採用しており、サービス起動時のホーム画面から、自治体や学校内の最新情報を視覚的にわかりやすく発信し、学校指導の質の向上や教育データの利活用を促進する。
さらに、校務領域における生成AIの活用を通じて、教職員の働き方改革を支援する新機能も提供する。

システム ディは「School Engine One」を地域社会において学校に関わる関係者が一体となり、よりよい関係を築いていくためのソフトウェアへ進化させる意志を込め、製品名に「One」を加えたとしている。同社は「School Engine One」を通じて、未来を担う子どもたちの学びと成長を支えるために、地域社会の中心である学校を力強く支援し、校務DXとより豊かな地域社会の活性化を実現することを目指す。
なお「School Engine One」は2026年5月に開催される「第17回EDIX(教育総合展)東京2026」にて発表される予定である。
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