インタセクト・コミュニケーションズは、Cloudpick Japan、Hanshow JAPANと共同で、9月24日に開設される大阪公立大学の森之宮キャンパス(大阪府大阪市)に、ウォークスルー方式の無人決済店舗を導入したことを、9月22日に発表した。なお、全国の大学生協におけるウォークスルー型の無人決済店舗の導入は、今回が初となる。

今回、同学に導入されたウォークスルー型の無人決済店舗「OMU Base」は、森之宮キャンパスの1階、学生ラウンジ内にある。学生ラウンジの運用時間に準ずる形で利用可能となっており、学生は事前にLINE公式アカウントから入店登録・決済手段を紐付けたのち、入店ゲートでQRコードをかざして入店する。店内で商品を手に取り、そのまま退店すると、自動で決済が完了する仕組みとなっている。
大阪公立大学は「スマートキャンパス」構想を掲げており、最先端のデジタル技術を日常生活に取り入れることで、新しい学生体験の創出を目指している。9月24日に新たに開設される森之宮キャンパスでは、⽣協電⼦マネーによるモバイル決済システムの展開と、ウォークスルー型の無人決済店舗「OMU Base」を導入。これにより、以下のような効果が期待されている。
- 混雑緩和への寄与:昼休みのピーク時など、食堂やショップの混雑解消に貢献する
- 利便性の向上:他店舗の開店前や閉店後でも食料などを購入可能とすることで、授業の前後や夕方以降の学生生活を支援する。さらにLINEでの事前登録と自動決済により、利用プロセスを大幅に簡略化する
- スマートキャンパス推進:キャッシュレス化やデジタル体験が大学生活の一部となることで、同学が掲げるスマートキャンパス構想を具現化する
- 人手不足対応:店舗運営のための人員を大幅に削減でき、生協運営の効率化につなげる

なお、インタセクト・コミュニケーションズを含む3社は、今後、同学への導入をモデルケースとして、商品ラインナップの最適化やスマート決済体験の拡張を継続的に行う予定となっている。
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