コクヨは、中学・高校生500名と中学・高校生の子どもを持つ保護者500名を対象に実施した、「まなびかた」に関する調査の結果を9月11日に発表した。同調査は、8月18日〜22日の期間に行われている。
同調査は、発売から50周年を迎えるノート「Campus(キャンパス)」が、9月よりノートブランドから学生のまなびを支える「まなびかたのブランド」へと刷新するのにともない実施された。
調査対象者のうち中学・高校生に、自身に合った勉強法を見つけていると思うかを尋ねたところ、「自分に合った勉強法を模索中・見つけられていない」とする回答が76.0%を占めた。保護者に対し、自身の子どもに合った勉強方法についてどの程度理解しているかを尋ねた質問では、「わからない」とする回答が47.2%に達している。

「勉強のやり方」や「自身に合った学び方」について、自身の親または子どもと話し合った経験があるかを尋ねたところ、中学・高校生では56.6%、保護者では47.6%が十分に話し合えていないことが明らかになった。

保護者に対し、自身の子どもに合った学び方を見つけるため、親としてどのようなことができるのか知りたいと思うかを尋ねた質問では、「手助けしたい」とする回答が78.2%に達している。

同じく保護者に、自身の学生時代の勉強スタイルを尋ねたところ、「問題を繰り返し解く」「1人で黙々と勉強する」「とにかく暗記を重視する」といった、暗記中心・個人学習型の方法が上位を占めた。
一方、中学・高校生に対し、親からすすめられた勉強法が自身に合っていたと感じたことがあるかを尋ねた質問では、「親にすすめられた勉強法は自分にはあまり合っていない」とする回答が62.0%に達している。

勉強へのやる気について、文房具からの影響を尋ねたところ、保護者では「文具は勉強のモチベーションにつながる」とする回答が30.6%に留まる一方で、中学・高校生では「モチベーションが高まる」とする回答が54.0%を占めた。

自身に合った学び方を見つけられれば、勉強に対してより前向きになれると思うかを尋ねた質問では、中学・高校生の77.6%、保護者の85.6%が、「前向きになれる」と答えている。

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