同イベントの対象学年は小学2年生から6年生で、親子での参加が基本となる。参加者は、事前にSASが用意した統計に関する平易なテキストやビデオを見て、それぞれに自分が関心を持ったテーマについてのデータを集めて当日に臨んだ。
当日は、約2時間半の作業時間が用意されており、親子で相談したり、会場にいるSAS社員のアドバイスを受けたりしながら、集めたデータを表やグラフにまとめ、大判のポスターへと仕上げていく。完成させたポスターは各自持ち帰り、夏休みの自由研究として学校に提出することができる。
イベントの開始にあたり、SASジャパン代表取締役社長兼SAS Institute Inc.副社長日本韓国地域統括の堀田徹哉氏は「このイベントでは、みなさんに数字やデータの扱い方を知ってもらうこと、会場に一緒に来ているお父さんやお母さんと仲良くなってもらうこと、自由研究の宿題を済ませてもらうことを目的にしています。どうか楽しみながら有意義な時間にしてください」と挨拶した。
続いて登壇した、SASジャパン執行役員統括本部長営業第二統括本部の松田博文氏は、参加者が作成するポスターを「良いものにするためのポイント」として、データの性質に合うように「グラフを使い分けること」、データの違いや強調したいポイントが分かりやすくなるように「色使いを工夫したりイラストを入れたりすること」といったアドバイスをした。また、SAS Instituteが、設立当時からデータ分析を通じて「世の中のいろいろな人の役に立つことを目指している」ことに触れ、「ぜひ、この機会にSAS Instituteという会社の名前も覚えて帰ってほしい」と話した。